(1) 直方体において、平面ABFEに平行な辺の本数を求める。 (2) 四角形ABCDを辺DCを軸として1回転させてできる立体の体積を求める。ただし、四角形ABCDは$\angle A = \angle D = 90^\circ$, $AB = 6cm$, $AD = 4cm$の台形で、$AD=DC$である。円周率は$\pi$とする。 (3) 三角柱ABC-DEFにおいて、以下の問題を解く。ただし、$AB = 4cm$, $BC = 5cm$, $CA = 3cm$, $AD = 12cm$, $\angle BAC = 90^\circ$である。 (1) 三角柱ABC-DEFの表面積を求める。 (2) 辺BE, CFの中点をそれぞれQ, Rとし、辺AD上に$AP = 9cm$となる点Pをとる。点P, Q, Rを通る平面で三角柱ABC-DEFを2つの立体に分けたとき、平面ABCを含む方の立体の体積を求める。
2025/7/4
1. 問題の内容
(1) 直方体において、平面ABFEに平行な辺の本数を求める。
(2) 四角形ABCDを辺DCを軸として1回転させてできる立体の体積を求める。ただし、四角形ABCDは, , の台形で、である。円周率はとする。
(3) 三角柱ABC-DEFにおいて、以下の問題を解く。ただし、, , , , である。
(1) 三角柱ABC-DEFの表面積を求める。
(2) 辺BE, CFの中点をそれぞれQ, Rとし、辺AD上にとなる点Pをとる。点P, Q, Rを通る平面で三角柱ABC-DEFを2つの立体に分けたとき、平面ABCを含む方の立体の体積を求める。
2. 解き方の手順
(1) 平面ABFEに平行な辺は、CD, GH, HE, CGの4本である。
(2) 四角形ABCDを回転させると、円柱から円錐をくり抜いたような立体になる。
円柱の半径は, 高さはである。円錐の半径は, 高さもである。
円柱の体積は
円錐の体積は
したがって、求める体積は
(3)
(1) 三角柱の表面積は、2つの底面(三角形ABC)と3つの側面(長方形)の面積の和である。
三角形ABCの面積は、
長方形ABED, BCFE, CADFの面積はそれぞれ
したがって、三角柱の表面積は
(2) 三角柱を平面PQRで切断したとき、平面ABCを含む方の立体の体積を求める。
点Q, Rはそれぞれ辺BE, CFの中点であるから、BQ=QE, CR=RF。
また、AP=9。
三角柱ABC-DEFの体積は
点P,Q,Rを通る平面で切断された立体のうち、DEF側は三角錐になる。
点Pから辺DEにおろした垂線の足をHとする。DH=AP=9より、EH=12-9=3となる。
この三角錐の体積は、三角錐P-QREとして求めることができる。
底面積は三角形QREの面積である。
三角形QREの面積は
高さはHP=4となる。
したがって、求める体積は
3. 最終的な答え
(1) 4本
(2)
(3)
(1)
(2)