問題は、直線① ($y=x$) と直線② ($y=-x+a$) に関する幾何学的な問題です。与えられた情報から、$a$ の値、直線DEの式 ($y=mx+n$) の $m$ と $n$ の値、そして点Fの座標を求める必要があります。点Aのx座標は4、点Bのx座標は-6、点Cのx座標は-2、AC:CD=3:2であり、点Eは直線①と直線②の交点です。点Fは直線②上の点でx座標が正であり、三角形ADBの面積と三角形ABFの面積が等しくなるときの点Fの座標を求めます。

幾何学座標平面直線面積連立方程式交点三角形
2025/7/4

1. 問題の内容

問題は、直線① (y=xy=x) と直線② (y=x+ay=-x+a) に関する幾何学的な問題です。与えられた情報から、aa の値、直線DEの式 (y=mx+ny=mx+n) の mmnn の値、そして点Fの座標を求める必要があります。点Aのx座標は4、点Bのx座標は-6、点Cのx座標は-2、AC:CD=3:2であり、点Eは直線①と直線②の交点です。点Fは直線②上の点でx座標が正であり、三角形ADBの面積と三角形ABFの面積が等しくなるときの点Fの座標を求めます。

2. 解き方の手順

(ア) aa の値を求める。
点Aは直線①上にあるので、Aの座標は(4, 4)です。点Cのx座標は-2なので、Cのy座標は y=x+a=(2)+a=2+ay = -x + a = -(-2) + a = 2 + a です。直線ACはx軸に平行なので、AとCのy座標は等しく、 4=2+a4 = 2 + a。したがって、a=2a = 2
(イ) 直線DEの式 (y=mx+ny=mx+n) を求める。
点Dは直線AC上にあり、AC:CD=3:2なので、Dのy座標はCのy座標からCD分だけ下がります。ACはx軸に平行なので、ACの長さは 4(2)=64 - (-2) = 6 です。CDの長さは 6×23=46 \times \frac{2}{3} = 4 なので、Dのy座標は 44=04 - 4 = 0。したがって、Dの座標は(-2 - 4, 0) = (-6, 0)と求まります。
Eは直線①と直線②の交点なので、x=x+ax = -x + a2x=a=22x = a = 2x=1x = 1。Eの座標は (1, 1) です。
D(-6, 0)とE(1, 1)を通る直線の傾きは、 m=101(6)=17m = \frac{1 - 0}{1 - (-6)} = \frac{1}{7}
直線DEの式は、y=17x+ny = \frac{1}{7}x + n。点E(1, 1)を通るので、1=17×1+n1 = \frac{1}{7} \times 1 + nn=117=67n = 1 - \frac{1}{7} = \frac{6}{7}
したがって、m=17m = \frac{1}{7}n=67n = \frac{6}{7}
(ウ) 点Fの座標を求める。
三角形ADBと三角形ABFの面積が等しいということは、点Fから直線ABまでの距離と点Dから直線ABまでの距離が等しいということです。点Dと点Fは直線ABに関して反対側にあります。
直線ABは直線①なので、y=xy=xであり、xy=0x-y=0です。点D(-6, 0)から直線ABまでの距離は 6012+(1)2=62=32\frac{|-6 - 0|}{\sqrt{1^2 + (-1)^2}} = \frac{6}{\sqrt{2}} = 3\sqrt{2}
点Fは直線②上にあるので、Fの座標を(x,x+2)(x, -x+2)とします。
点Fから直線ABまでの距離は x(x+2)12+(1)2=2x22\frac{|x - (-x + 2)|}{\sqrt{1^2 + (-1)^2}} = \frac{|2x - 2|}{\sqrt{2}}
これが 323\sqrt{2} に等しいので、 2x2=6|2x - 2| = 62x2=62x - 2 = 6 または 2x2=62x - 2 = -6
2x=82x = 8 より x=4x = 42x=42x = -4 より x=2x = -2
点Fのx座標は正であるので、Fのx座標は4。Fのy座標は 4+2=2-4 + 2 = -2
したがって、Fの座標は (4, -2) です。

3. 最終的な答え

(ア) a=2a = 2 (選択肢5)
(イ) (i) m=17m = \frac{1}{7} (選択肢4)
(ii) n=67n = \frac{6}{7} (選択肢2)
(ウ) 点Fの座標は (4, -2)

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