(1) 三角形OABの面積を求める。余弦定理を使ってcos∠AOBを計算し、sin∠AOBを求める。面積の公式に代入する。 cos∠AOB=2OA⋅OBOA2+OB2−AB2=2⋅5⋅852+82−72=8025+64−49=8040=21 sin∠AOB=1−cos2∠AOB=1−(21)2=43=23 △OAB=21OA⋅OB⋅sin∠AOB=21⋅5⋅8⋅23=103 (2) s≥0, t≥0, 1≤s+t≤2のとき。 s+t=kとおくと、t=−s+kとなる。この条件を満たす領域は、 s≥0, t≥0より、第一象限である。 1≤s+t≤2は、s+t=1とs+t=2の間の領域を表す。 s+t=1とs+t=2は平行な直線なので、領域は平行四辺形になる。 s+t=1とs+t=2の交点はそれぞれ(1,0),(0,1)と(2,0),(0,2)である。 領域は△OABの面積の何倍であるか。 1≤s+t≤2より、 1≤s+tのとき、OP=(s+t)(s+tsOA+s+ttOB). S=s+ts, T=s+ttとおくと、S+T=1であり、S≥0, T≥0。 OU=SOA+TOBとすると、Uは線分AB上にある。 OP=(s+t)OU. 1≤s+t≤2より、OP=kOUとなり、kは1から2の間を動く。 したがって、線分ABを、Oから見て1倍から2倍に拡大した領域となる。
三角形OABの面積をSとすると、面積は、22S−12S=4S−S=3S. よって3倍である。 (3) s≥0,t≥0,s+2t≥2,2s+t≤2のとき。 s+2t=2と2s+t=2の交点を求める。 s+2t=2よりs=2−2t, 2s+t=2に代入すると、2(2−2t)+t=2, 4−4t+t=2, −3t=−2, t=32. s=2−2(32)=2−34=32. 交点は(32,32)。 s+2t=2は、(2,0)と(0,1)を通る。 2s+t=2は、(1,0)と(0,2)を通る。 OA′=21OA, OB′=21OBとする。 領域は三角形OABから三角形OA'B'を引いたものと相似である。
s+2t≥2,2s+t≤2より、OP=sOA+tOBを満たす領域の面積は、 21OA+21OBと(32OA+32OB)で作られる領域。これは、△OABの94である。 △OABの面積をSとすると、s+2t=2上の点32OA+32OBのとき、t=32OB, s=32OA 求める面積は△OAB の面積から△OA′B′の面積を引いたもので、 △OA′B′=41△OAB だから、求める面積は、43 になる。 t+2s=2のときの面積は△OA′B′=41△OABなので、 △OABから引くと43となる。 よって面積は△OAB43となる。 OP=sOA+tOB, s≥0,t≥0,s+2t=2,2s+t=2. A′=32A,B′=32B, 94S