(1) 線分BDの長さ
まず、ACは円の直径なので、AC = AB/2 = 4/2 = 2 である。また、円の半径はAC/2 = 2/2 = 1 となる。
次に、円の中心をOとすると、OB = OC + CB = 1 + 2 = 3 である。
BDは円の接線なので、三角形ODBは直角三角形である。したがって、三平方の定理より、
OB2=OD2+BD2 32=12+BD2 9=1+BD2 BD=8=22 (2) 線分ADとCDの長さの比
三角形ABDは直角三角形ではないことに注意する。三角形ADCにおいて、∠ACD = θとすると、余弦定理より
AD2=AC2+CD2−2⋅AC⋅CD⋅cosθ また、三角形CBDにおいて、∠BCD = 180 - θだから、余弦定理より
BD2=BC2+CD2−2⋅BC⋅CD⋅cos(180−θ) cos(180−θ)=−cosθなので、 BD2=BC2+CD2+2⋅BC⋅CD⋅cosθ また、AB⋅BC=BD2が成り立つので、4⋅2=(22)2となるので、8=8となる。 方べきの定理より、BD2=BC⋅BE (EはAの延長線上で円と交わる点)。 ここで、円の中心OからBDに垂線をおろし、交点をHとすると、
三角形OBDにおいて、OD2+BD2=OB2 より、12+(22)2=32となる。 また、∠ODB = 90度なので、三平方の定理より、
AD2=AB2+BD2−2⋅AB⋅BD⋅cos∠ABD ∠ABD=∠BDC 円周角の定理より、∠BDC=∠DAC 三角形ABDと三角形CBDが相似なので、CDAD=BCBD=BDAB よって、AD:CD=AB:BD=4:22=2:2=2:1