和菓子と洋菓子を合わせて80個購入した。和菓子は8個入り、洋菓子は12個入りの箱に入っている。洋菓子の箱の数を求めるために、以下の情報ア、イのどちらが必要か、または両方必要か、またはどちらも必要ないかを判断する問題。 ア:洋菓子の箱の数のほうが和菓子の箱の数より多い イ:洋菓子の個数のほうが和菓子の個数より多い

代数学方程式整数解不等式条件判断
2025/7/4

1. 問題の内容

和菓子と洋菓子を合わせて80個購入した。和菓子は8個入り、洋菓子は12個入りの箱に入っている。洋菓子の箱の数を求めるために、以下の情報ア、イのどちらが必要か、または両方必要か、またはどちらも必要ないかを判断する問題。
ア:洋菓子の箱の数のほうが和菓子の箱の数より多い
イ:洋菓子の個数のほうが和菓子の個数より多い

2. 解き方の手順

まず、和菓子の箱の数を xx 、洋菓子の箱の数を yy とおく。
和菓子の個数は 8x8x 個、洋菓子の個数は 12y12y 個である。
合計の個数に関する式は次のようになる。
8x+12y=808x + 12y = 80
これを簡単にするために4で割ると、
2x+3y=202x + 3y = 20
この式を満たす整数 xxyy を求める。
情報アは、y>xy > x を意味する。
情報イは、12y>8x12y > 8x を意味し、3y>2x3y > 2x と同値である。
2x+3y=202x + 3y = 20 の式から、2x=203y2x = 20 - 3y となる。これを情報イの式に代入すると、
3y>203y3y > 20 - 3y
6y>206y > 20
y>206=1033.33y > \frac{20}{6} = \frac{10}{3} \approx 3.33
yy は整数なので、y4y \ge 4 である。
2x+3y=202x + 3y = 20 より、
2x=203y2x = 20 - 3y
x=1032yx = 10 - \frac{3}{2}y
xx も整数なので、yy は偶数でなければならない。
y=2y=2のとき、x=1032×2=103=7x = 10 - \frac{3}{2} \times 2 = 10 - 3 = 7 。このとき、y<xy < x となり、情報アを満たさない。
y=4y=4のとき、x=1032×4=106=4x = 10 - \frac{3}{2} \times 4 = 10 - 6 = 4 。このとき、y=xy = x となり、情報アを満たさない。
y=6y=6のとき、x=1032×6=109=1x = 10 - \frac{3}{2} \times 6 = 10 - 9 = 1 。このとき、y>xy > x となり、情報アを満たす。
したがって、y=6y=6 , x=1x=1 のとき、8x+12y=8×1+12×6=8+72=808x+12y = 8 \times 1 + 12 \times 6 = 8 + 72 = 80 を満たす。
情報アがないと、y>xy>x という条件がなくなるので、解が一意に定まらない。
情報イがないと、3y>2x3y > 2xという条件がなくなるので、解が一意に定まらない。
つまり、アとイの両方の情報がないと解が一意に定まらない。
アとイの両方がある場合、y>xy > x3y>2x3y > 2x の両方を満たす必要がある。
2x+3y=202x + 3y = 20 を満たす整数解は、x=1,y=6x=1, y=6x=4,y=4x=4, y=4x=7,y=2x=7, y=2
y>xy>x を満たすのは x=1,y=6x=1, y=6 のみ。このとき、3y=183y = 182x=22x=2 なので 3y>2x3y>2x を満たす。
したがって、アとイの両方の情報があれば解が一意に定まる。

3. 最終的な答え

C

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