与えられた命題A, B, C, Dの真偽を判定し、それらの関係を調べ、最後に条件 $x^2 - 5x + 6 = 0$ の否定を求める問題です。

代数学命題真偽判定論理対偶否定二次方程式不等式
2025/7/4

1. 問題の内容

与えられた命題A, B, C, Dの真偽を判定し、それらの関係を調べ、最後に条件 x25x+6=0x^2 - 5x + 6 = 0 の否定を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) (i) 命題A: a23a+2=0a^2 - 3a + 2 = 0 ならば a=1a = 1 である。
a23a+2=(a1)(a2)=0a^2 - 3a + 2 = (a - 1)(a - 2) = 0 より、a=1a = 1 または a=2a = 2 です。
a=2a = 2 のとき、a=1a = 1 ではないので、命題Aは偽です。(ア)
(ii) 命題B: a23a+20a^2 - 3a + 2 \neq 0 ならば a1a \neq 1 である。
これは命題Aの裏です。(イ)
命題Bの対偶は、命題Aの逆であり、a=1a = 1 ならば a23a+2=0a^2 - 3a + 2 = 0 である。
これは真です。
従って、命題Bも真です。(ウ)
(iii) 命題C: x5<1|x - 5| < 1 ならば x2>4x^2 > 4 である。
x5<1|x - 5| < 1 より 1<x5<1-1 < x - 5 < 1 なので、4<x<64 < x < 6 です。
x=5x = 5 のとき、x2=25>4x^2 = 25 > 4 ですが、xx が4に近い時、例えば、x=4.1x = 4.1とするとx2=16.81>4x^2 = 16.81 > 4 x=5.9x=5.9とするとx2=34.81>4x^2 = 34.81 > 4
ですが、 x=2.1x=2.1のときx5<1|x-5|<1が成り立ちx<4x<4となり、x2<4x^2<4となります。
したがって、命題Cは偽です。(エ)
(iv) 命題D: x24x^2 \leq 4 ならば x51|x - 5| \geq 1 である。
これは命題Cの対偶です。(オ)
x24x^2 \leq 4 より 2x2-2 \leq x \leq 2 です。
このとき、x525=71|x - 5| \geq | -2 - 5| = 7 \geq 1 です。
また、x525=31|x - 5| \geq |2 - 5| = 3 \geq 1 です。
したがって、命題Dは真です。(カ)
(2) 条件 x25x+6=0x^2 - 5x + 6 = 0 の否定を求める。
x25x+6=(x2)(x3)=0x^2 - 5x + 6 = (x - 2)(x - 3) = 0 より、x=2x = 2 または x=3x = 3 です。
否定は、x2x \neq 2 かつ x3x \neq 3 です。(キ)

3. 最終的な答え

ア: 1 (偽)
イ: 3 (裏)
ウ: 0 (真)
エ: 1 (偽)
オ: 4 (対偶)
カ: 0 (真)
キ: 3 (x2x \neq 2 かつ x3x \neq 3)

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