関数 $y = x^2 + 2x + a$ の最小値が -3 であるとき、定数 $a$ の値を求めます。

代数学二次関数平方完成最大値最小値
2025/7/4
## (1) の問題

1. 問題の内容

関数 y=x2+2x+ay = x^2 + 2x + a の最小値が -3 であるとき、定数 aa の値を求めます。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数を平方完成します。
y=x2+2x+a=(x+1)21+ay = x^2 + 2x + a = (x+1)^2 - 1 + a
この式から、頂点の座標は (1,1+a)(-1, -1+a) であることがわかります。
x2x^2 の係数が正であるため、この関数は下に凸なグラフを持ち、頂点で最小値をとります。
したがって、最小値は 1+a-1+a です。
問題文より、最小値が -3 であることから、以下の式が成り立ちます。
1+a=3-1+a = -3
この式を aa について解きます。
a=3+1a = -3 + 1
a=2a = -2

3. 最終的な答え

a=2a = -2
## (2) の問題

1. 問題の内容

関数 y=x24x+ay = x^2 - 4x + a1x51 \leqq x \leqq 5)の最大値が 6 であるとき、定数 aa の値を求めます。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数を平方完成します。
y=x24x+a=(x2)24+ay = x^2 - 4x + a = (x-2)^2 - 4 + a
この式から、頂点の座標は (2,4+a)(2, -4+a) であることがわかります。
x2x^2 の係数が正であるため、この関数は下に凸なグラフを持ちます。定義域は 1x51 \leqq x \leqq 5 です。
頂点の xx 座標は 2 であり、これは定義域に含まれています。
定義域の両端の xx 座標における関数の値を調べます。
x=1x = 1 のとき、y=124(1)+a=14+a=a3y = 1^2 - 4(1) + a = 1 - 4 + a = a - 3
x=5x = 5 のとき、y=524(5)+a=2520+a=a+5y = 5^2 - 4(5) + a = 25 - 20 + a = a + 5
下に凸なグラフなので、x=5x=5 のときに最大値を取ります。したがってa+5=6a+5=6となります。
a=65a = 6 - 5
a=1a = 1

3. 最終的な答え

a=1a = 1
## (3) の問題

1. 問題の内容

関数 y=x2+3x+ay = -x^2 + 3x + a3x1-3 \leqq x \leqq 1)の最大値が 4 であるとき、定数 aa の値を求めます。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数を平方完成します。
y=(x23x)+a=(x32)2+94+ay = -(x^2 - 3x) + a = -(x - \frac{3}{2})^2 + \frac{9}{4} + a
この式から、頂点の座標は (32,94+a)(\frac{3}{2}, \frac{9}{4} + a) であることがわかります。
x2x^2 の係数が負であるため、この関数は上に凸なグラフを持ちます。定義域は 3x1-3 \leqq x \leqq 1 です。
頂点の xx 座標は 32\frac{3}{2} であり、これは定義域に含まれていません。
定義域の両端の xx 座標における関数の値を調べます。
x=3x = -3 のとき、y=(3)2+3(3)+a=99+a=a18y = -(-3)^2 + 3(-3) + a = -9 - 9 + a = a - 18
x=1x = 1 のとき、y=(1)2+3(1)+a=1+3+a=a+2y = -(1)^2 + 3(1) + a = -1 + 3 + a = a + 2
頂点のxx座標 32\frac{3}{2} は区間 [3,1][-3, 1] の外にあるため、最大値はx=1x=1の時、 y=a+2y = a+2 で与えられます。
問題文より、最大値が 4 であることから、以下の式が成り立ちます。
a+2=4a + 2 = 4
a=42a = 4 - 2
a=2a = 2

3. 最終的な答え

a=2a = 2
## (4) の問題

1. 問題の内容

関数 y=x24x+ay = -x^2 - 4x + a の最大値が、関数 y=x24xy = x^2 - 4x の最小値と等しくなるとき、定数 aa の値を求めます。

2. 解き方の手順

まず、y=x24x+ay = -x^2 - 4x + a を平方完成します。
y=(x2+4x)+a=(x+2)2+4+ay = -(x^2 + 4x) + a = -(x+2)^2 + 4 + a
したがって、y=x24x+ay = -x^2 - 4x + a の最大値は 4+a4+a です。
次に、y=x24xy = x^2 - 4x を平方完成します。
y=x24x=(x2)24y = x^2 - 4x = (x-2)^2 - 4
したがって、y=x24xy = x^2 - 4x の最小値は 4-4 です。
問題文より、4+a=44+a = -4 が成り立つため、a=44=8a = -4 - 4 = -8 となります。

3. 最終的な答え

a=8a = -8

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