$a$ は正の定数とする。関数 $y = x^2 - 4x + 5$ ($0 \le x \le a$) について、最小値と最大値をそれぞれ求めよ。

代数学二次関数最大値最小値平方完成定義域
2025/7/4

1. 問題の内容

aa は正の定数とする。関数 y=x24x+5y = x^2 - 4x + 5 (0xa0 \le x \le a) について、最小値と最大値をそれぞれ求めよ。

2. 解き方の手順

まず、与えられた関数を平方完成する。
y=x24x+5=(x2)24+5=(x2)2+1y = x^2 - 4x + 5 = (x - 2)^2 - 4 + 5 = (x - 2)^2 + 1
この関数のグラフは、頂点が (2,1)(2, 1) で、下に凸な放物線である。
(1) 最小値を求める。
定義域 0xa0 \le x \le a における最小値を考える。
- a2a \le 2 のとき:
定義域の右端である x=ax=a で最小値を取る。最小値は y=(a2)2+1=a24a+5y = (a-2)^2 + 1 = a^2 - 4a + 5
- a>2a > 2 のとき:
頂点の xx 座標 x=2x=2 が定義域に含まれるため、x=2x=2 で最小値を取る。最小値は y=1y = 1
(2) 最大値を求める。
定義域 0xa0 \le x \le a における最大値を考える。
x=2x=2 から最も離れた xx の値で最大値をとる。
- 0<a40 < a \le 4 のとき:
x=0x=0x=ax=a のどちらが x=2x=2 から離れているかを考える。0a40 \le a \le 4なので a/2<2a/2<2 ならば00の方が離れており、a/2>2a/2 >2 ならばaaの方が離れている。a/2=2a/2=2つまりa=4a=4ならば、00aax=2x=2からの距離は等しい。したがって0a<40 \le a < 4 ならば、x=0x=0で最大となり、a>4a>4ならばx=ax=aで最大となる。したがって、0a40 \le a \le 4の場合は、x=0x=0の方が離れている。
x=0x=0での値は y=024(0)+5=5y = 0^2 - 4(0) + 5 = 5
- a>4a > 4 のとき:
x=ax=aの方が軸から離れているので、x=ax=aで最大値を取る。
x=ax=aでの値は y=a24a+5y = a^2 - 4a + 5

3. 最終的な答え

(1) 最小値
- 0<a20 < a \le 2 のとき:a24a+5a^2 - 4a + 5
- a>2a > 2 のとき:11
(2) 最大値
- 0<a40 < a \le 4 のとき:55
- a>4a > 4 のとき:a24a+5a^2 - 4a + 5

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