まず、積分区間が関数を含んでいる積分を微分するため、微積分学の基本定理を利用します。
微積分学の基本定理を拡張した公式は以下の通りです。
dxd(∫g(x)h(x)f(t)dt)=f(h(x))⋅h′(x)−f(g(x))⋅g′(x) この公式を今回の問題に適用すると、以下のようになります。
f(t)=cos2t, g(x)=x, h(x)=2x であるため、 g′(x)=1, h′(x)=2 となります。 よって、
dxd(∫x2xcos2tdt)=cos2(2x)⋅2−cos2(x)⋅1=2cos22x−cos2x したがって、 (ア)=2, (イ)=−1 となります。