三角形ABCにおいて、$AB = 5$, $AC = 3$, $\angle A = 60^\circ$である。$\angle A$ の二等分線と辺BCの交点をDとするとき、線分ADの長さを求めよ。

幾何学三角形角の二等分線余弦定理面積三角比
2025/7/5

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、AB=5AB = 5, AC=3AC = 3, A=60\angle A = 60^\circである。A\angle A の二等分線と辺BCの交点をDとするとき、線分ADの長さを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、ABC\triangle ABC において余弦定理を用いて辺BCの長さを求める。
BC2=AB2+AC22ABACcosABC^2 = AB^2 + AC^2 - 2 \cdot AB \cdot AC \cdot \cos A
BC2=52+32253cos60BC^2 = 5^2 + 3^2 - 2 \cdot 5 \cdot 3 \cdot \cos 60^\circ
BC2=25+93012BC^2 = 25 + 9 - 30 \cdot \frac{1}{2}
BC2=3415=19BC^2 = 34 - 15 = 19
BC=19BC = \sqrt{19}
次に、角の二等分線の性質より、BD:DC=AB:AC=5:3BD:DC = AB:AC = 5:3
したがって、BD=55+3BC=5819BD = \frac{5}{5+3}BC = \frac{5}{8}\sqrt{19}
ABD\triangle ABD において余弦定理を用いる。
BD2=AB2+AD22ABADcos30BD^2 = AB^2 + AD^2 - 2 \cdot AB \cdot AD \cdot \cos 30^\circ
(5819)2=52+AD225ADcos30(\frac{5}{8}\sqrt{19})^2 = 5^2 + AD^2 - 2 \cdot 5 \cdot AD \cdot \cos 30^\circ
256419=25+AD210AD32\frac{25}{64} \cdot 19 = 25 + AD^2 - 10 \cdot AD \cdot \frac{\sqrt{3}}{2}
47564=25+AD253AD\frac{475}{64} = 25 + AD^2 - 5\sqrt{3} AD
AD253AD+2547564=0AD^2 - 5\sqrt{3} AD + 25 - \frac{475}{64} = 0
AD253AD+160047564=0AD^2 - 5\sqrt{3} AD + \frac{1600 - 475}{64} = 0
AD253AD+112564=0AD^2 - 5\sqrt{3} AD + \frac{1125}{64} = 0
ここで、ABC\triangle ABCの面積を2つの三角形に分割して考える。
ABC=ABD+ADC\triangle ABC = \triangle ABD + \triangle ADC
12ABACsinA=12ABADsin30+12ADACsin30\frac{1}{2}AB\cdot AC \cdot \sin A = \frac{1}{2}AB \cdot AD \cdot \sin 30^\circ + \frac{1}{2}AD \cdot AC \cdot \sin 30^\circ
53sin60=5ADsin30+AD3sin305 \cdot 3 \cdot \sin 60^\circ = 5 \cdot AD \cdot \sin 30^\circ + AD \cdot 3 \cdot \sin 30^\circ
1532=5AD12+3AD1215 \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} = 5AD \cdot \frac{1}{2} + 3AD \cdot \frac{1}{2}
1532=4AD15 \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} = 4AD
AD=1538AD = \frac{15\sqrt{3}}{8}

3. 最終的な答え

1538\frac{15\sqrt{3}}{8}

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