公園にあるすべてのプランターに球根を植える方法を検討した結果、以下の3つの情報が得られた。 ア:1つのプランターに60個ずつ植えると、球根は150個不足する。 イ:1つのプランターに40個ずつ植えると、球根は430個以上余る。 ウ:半数のプランターに60個ずつ、残りのプランターに40個ずつ植えると、球根は余り、その数は160個未満である。 これらの情報から、購入した球根の個数として正しいのはどれか。

代数学不等式連立方程式文章問題
2025/7/5

1. 問題の内容

公園にあるすべてのプランターに球根を植える方法を検討した結果、以下の3つの情報が得られた。
ア:1つのプランターに60個ずつ植えると、球根は150個不足する。
イ:1つのプランターに40個ずつ植えると、球根は430個以上余る。
ウ:半数のプランターに60個ずつ、残りのプランターに40個ずつ植えると、球根は余り、その数は160個未満である。
これらの情報から、購入した球根の個数として正しいのはどれか。

2. 解き方の手順

プランターの数を xx 個、購入した球根の個数を yy 個とする。
アより、
y=60x150y = 60x - 150 (1)
イより、
y>40x+430y > 40x + 430 (2)
ウより、
y=60x2+40x2+zy = 60 \cdot \frac{x}{2} + 40 \cdot \frac{x}{2} + z
ここで、zzは余った球根の数で、0<z<1600 < z < 160である。
よって、
y=30x+20x+z=50x+zy = 30x + 20x + z = 50x + z (3)
ただし、0<z<1600 < z < 160
(1)を(2)に代入すると、
60x150>40x+43060x - 150 > 40x + 430
20x>58020x > 580
x>29x > 29
(1)を(3)に代入すると、
60x150=50x+z60x - 150 = 50x + z
10x=150+z10x = 150 + z
x=15+z10x = 15 + \frac{z}{10}
0<z<1600 < z < 160より、0<z10<160 < \frac{z}{10} < 16
したがって、15<x<3115 < x < 31
xxは整数であるから、xxは30である。
これを(1)に代入すると
y=6030150=1800150=1650y = 60 \cdot 30 - 150 = 1800 - 150 = 1650
確認のため、(3)に代入する。
1650=5030+z1650 = 50 \cdot 30 + z
1650=1500+z1650 = 1500 + z
z=150z = 150
0<z<1600 < z < 160を満たしている。
(2)に代入する。
1650>4030+4301650 > 40 \cdot 30 + 430
1650>1200+4301650 > 1200 + 430
1650>16301650 > 1630
これは正しい。

3. 最終的な答え

1650

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