問題は、与えられた数に対して、その正の約数の個数を求めるものです。具体的には、以下の3つの数について、正の約数の個数をそれぞれ求めます。 (1) 16 (2) 144 (3) 504

数論約数素因数分解整数の性質
2025/7/5

1. 問題の内容

問題は、与えられた数に対して、その正の約数の個数を求めるものです。具体的には、以下の3つの数について、正の約数の個数をそれぞれ求めます。
(1) 16
(2) 144
(3) 504

2. 解き方の手順

正の約数の個数を求めるためには、まず与えられた数を素因数分解します。
次に、素因数分解の結果を用いて、正の約数の個数を計算します。
ある数 nnn=p1e1p2e2pkekn = p_1^{e_1} \cdot p_2^{e_2} \cdot \dots \cdot p_k^{e_k} と素因数分解されたとき、その正の約数の個数は (e1+1)(e2+1)(ek+1)(e_1+1)(e_2+1)\dots(e_k+1) で求められます。
(1) 16の場合:
16を素因数分解すると、16=2416 = 2^4 となります。
したがって、正の約数の個数は 4+1=54+1 = 5 個です。
(2) 144の場合:
144を素因数分解すると、144=2432144 = 2^4 \cdot 3^2 となります。
したがって、正の約数の個数は (4+1)(2+1)=53=15(4+1)(2+1) = 5 \cdot 3 = 15 個です。
(3) 504の場合:
504を素因数分解すると、504=233271504 = 2^3 \cdot 3^2 \cdot 7^1 となります。
したがって、正の約数の個数は (3+1)(2+1)(1+1)=432=24(3+1)(2+1)(1+1) = 4 \cdot 3 \cdot 2 = 24 個です。

3. 最終的な答え

(1) 16の正の約数の個数は 5個です。
(2) 144の正の約数の個数は 15個です。
(3) 504の正の約数の個数は 24個です。

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