$N = 25200$ について、以下の問題を解く。 (1) $N$ を素因数分解する。 (2) $N$ の正の約数の個数、偶数の個数、3の倍数の個数、6の倍数の個数を求める。 (3) $N$ の正の約数の総和を求める。 (4) $N$ の正の約数のうち、2の倍数であるが3の倍数でないものの総和を求める。
2025/7/13
1. 問題の内容
について、以下の問題を解く。
(1) を素因数分解する。
(2) の正の約数の個数、偶数の個数、3の倍数の個数、6の倍数の個数を求める。
(3) の正の約数の総和を求める。
(4) の正の約数のうち、2の倍数であるが3の倍数でないものの総和を求める。
2. 解き方の手順
(1) を素因数分解する。
よって、。
(2)
の正の約数の個数は、各素因数の指数の値に1を加えて掛け合わせたものである。
約数の個数 = 個。
偶数の約数は、を含まない約数の数である。つまり、2の指数の取りうる値は の4通り。
偶数の約数の個数は、 個。
3の倍数の約数は、を含まない約数の数である。つまり、3の指数の取りうる値は の2通り。
3の倍数の約数の個数は、 個。
6の倍数の約数は、およびを含まない約数の数である。2の指数の取りうる値は の4通りで、3の指数の取りうる値は の2通り。
6の倍数の約数の個数は、 個。
(3) の正の約数の総和は、各素因数について、の和を掛け合わせたものである。
約数の総和 = 。
(4) の正の約数のうち、2の倍数であるが3の倍数でないものの総和を求める。
2の倍数の約数の総和から、6の倍数の約数の総和を引けばよい。
2の倍数の約数の総和を求める。
6の倍数の約数の総和を求める。
約数のうち2の倍数で3の倍数でないものの総和は、(2の倍数の総和) - (6の倍数の総和)で計算できる。
2の倍数の総和 =
6の倍数の総和 =
したがって、
3. 最終的な答え
(1)
(2) 約数の個数: 90, 偶数の個数: 72, 3の倍数の個数: 60, 6の倍数の個数: 48
(3) 約数の総和: 101384
(4) 2の倍数であるが3の倍数でないものの総和: 7440