次の不定積分を計算します。 $\int (x+5)^{-\frac{1}{2}} dx$

解析学積分不定積分置換積分法べきの積分公式
2025/7/5

1. 問題の内容

次の不定積分を計算します。
(x+5)12dx\int (x+5)^{-\frac{1}{2}} dx

2. 解き方の手順

この積分は、置換積分法を用いて解くことができます。
u=x+5u = x + 5 と置くと、du=dxdu = dx となります。したがって、積分は次のようになります。
(x+5)12dx=u12du\int (x+5)^{-\frac{1}{2}} dx = \int u^{-\frac{1}{2}} du
u12u^{-\frac{1}{2}} の積分は、べきの積分公式 xndx=xn+1n+1+C\int x^n dx = \frac{x^{n+1}}{n+1} + C を用いて計算できます。
u12du=u12+112+1+C=u1212+C=2u12+C\int u^{-\frac{1}{2}} du = \frac{u^{-\frac{1}{2} + 1}}{-\frac{1}{2} + 1} + C = \frac{u^{\frac{1}{2}}}{\frac{1}{2}} + C = 2u^{\frac{1}{2}} + C
ここで、u=x+5u = x + 5 を代入すると、
2(x+5)12+C=2x+5+C2(x+5)^{\frac{1}{2}} + C = 2\sqrt{x+5} + C

3. 最終的な答え

2x+5+C2\sqrt{x+5} + C

「解析学」の関連問題

与えられた積分 $\int \frac{3(\log x)^5}{x} dx$ を、$u = \log x$ という変数変換を用いて計算します。

積分変数変換対数関数
2025/7/5

(1) $0 \le \theta < \frac{\pi}{2}$ のとき、不等式 $\frac{3}{\cos\theta} - 4\sqrt{3} \sin\theta < 0$ が成り立つとき...

三角関数不等式三角関数の合成三角関数の解法
2025/7/5

次の極限値を求めます。 $\lim_{x \to 0} \frac{\sin x - \sin(\sin x)}{\sin x - x}$

極限ロピタルの定理テイラー展開三角関数
2025/7/5

$0 \le x < 2\pi$ のとき、以下の2つの不等式を解く問題です。 (1) $\sin x + \sqrt{3} \cos x < 1$ (2) $\sqrt{3} \sin x - \co...

三角関数不等式三角関数の合成
2025/7/5

与えられた積分を計算する問題です。 $\int \frac{\cos x}{(8+\sin x)^4} dx$ ここで、$u = \sin x$ と置換積分を行うように指示されています。

積分置換積分三角関数
2025/7/5

与えられた10個の関数の不定積分を計算します。

不定積分置換積分三角関数指数関数積分
2025/7/5

$0 \le x < 2\pi$ の範囲で、次の不等式を解きます。 (1) $\sin x + \sqrt{3} \cos x < 1$ (2) $\sqrt{3} \sin x - \cos x \...

三角関数三角関数の合成不等式三角不等式
2025/7/5

$0 \le x < 2\pi$ の範囲で、以下の三角関数の方程式を解く。 (1) $\sin x + \cos x = -1$ (2) $\sqrt{3}\sin x - \cos x = \sqr...

三角関数三角方程式合成解の公式
2025/7/5

$a_n = \int_0^1 (1-x^2)^{\frac{n}{2}} dx$ が与えられたとき、以下の問題を解く。 (1) $a_1$ を求める。 (2) $a_{n+2}$ を $a_n$ を...

積分漸化式極限ウォリス積分
2025/7/5

$\lim_{x\to 0} \frac{\tan^{-1} 2x}{\sin x}$ を計算する。

極限ロピタルの定理三角関数指数関数対数関数
2025/7/5