5人でじゃんけんを1回するとき、あいこになる確率を求めます。

確率論・統計学確率場合の数じゃんけん
2025/7/5

1. 問題の内容

5人でじゃんけんを1回するとき、あいこになる確率を求めます。

2. 解き方の手順

まず、5人の手の出し方の総数を計算します。各人はグー、チョキ、パーの3通りの出し方があるので、
35=2433^5 = 243
通りです。
次に、あいこにならない場合を考えます。あいこにならないのは、全員が同じ手を出す場合と、1人だけが違う手を出す場合、2人だけが違う手を出す場合など色々考えられます。しかし、あいこにならないのは、誰かが勝つ場合なので、勝者が1人だけの場合、勝者が2人の場合などを考えれば良いです。
あいこにならない確率を計算する代わりに、あいこになる確率を直接計算します。
あいこになるのは、全員の手が同じではない、かつ、勝者がいない場合です。
つまり、全員の手の種類が2種類または3種類で、かつ、勝者がいない場合です。
あいこになる場合を直接数えるのは難しいので、余事象を考えます。
「あいこになる」の余事象は「勝者が存在する」または「全員の手が同じ」です。
したがって、まず「全員の手が同じ」確率を計算します。全員グー、全員チョキ、全員パーの3通りなので、
3243=181\frac{3}{243} = \frac{1}{81}
です。
次に、「勝者が存在する」確率を計算します。これは「あいこにならない」確率と同じです。
まず、誰か1人が勝つ場合を考えます。
1人が勝つ場合は、5×3×15 \times 3 \times 1 が考えられます。
5×3×1=155 \times 3 \times 1 = 15は勝つ人の選び方、勝つ手の選び方、負ける手の選び方を表します。(この場合、残りの4人は全員同じ手を出して負けます。)
この計算方法は間違いです。
全員が同じ手の場合の数は3通りです。
1人だけが違う手の場合の数は 5×2=105 \times 2 = 10通りです。
2人だけが違う手の場合の数は、(52)×2×2=10×4=40 {5 \choose 2} \times 2 \times 2 = 10 \times 4 = 40通りではありません。
「あいこ」の反対は「誰かが勝つ」なので、「誰かが勝つ」場合を考えます。
5人全員が同じ手の場合:3通り
4人が同じ手で、1人が違う手の場合:3×2×5=303 \times 2 \times 5 = 30通り
3人が同じ手で、残りの2人が同じ手の場合:3×3×(53)/2+(53)=3×3×(10)/2+10=103 \times 3 \times {5 \choose 3}/2 + {5 \choose 3} = 3 \times 3 \times (10) /2 + 10 = 10
3人が同じ手で、残りの2人が違う手の場合:3×(53)×2×2=3×10×4=1203 \times {5 \choose 3} \times 2 \times 2 = 3 \times 10 \times 4 = 120
2人が同じ手で、2人が同じ手で、1人が違う手の場合:計算が複雑です。
あいこになる確率 = 1 - (あいこにならない確率)
あいこにならない確率 = (誰かが勝つ確率) + (全員の手が同じ確率)
あいこになる確率は、1 - (勝者が決まる確率) - (全員が同じ手を出す確率)
勝者が決まる確率を求めるのは難しいです。
あいこの場合の数を求めるのが難しいので、全員が同じ手を出す場合の数と、1人だけが違う手を出す場合の数などを引く、という考え方も難しいです。
あいこになる確率を直接計算します。
5人が出す手の組み合わせは35=2433^5 = 243通り。
全員が同じ手であるのは3通り。
1種類の手が出た場合(全員同じ):3通り
2種類の手が出た場合:
3種類の手が出た場合:
あいこになるのは、どの手も、他の手より多い場合がないとき。
あいこになるのは、グー、チョキ、パーが少なくとも1人いるとき。
あいこにならないのは、誰か一人が勝つ場合なので、あいこにならない場合を数えて、全体から引きます。
あいこにならない場合:
・全員が同じ手を出す場合:3通り
・4人が同じ手を出し、1人が違う手を出す場合:3×2×5=303 \times 2 \times 5 = 30通り
・3人が同じ手を出し、2人が同じ手を出す場合:3×3×5×42×2=453 \times 3 \times \frac{5 \times 4}{2 \times 2} = 45通り
あいこにならない場合の合計:3+30+45=783 + 30 + 45 = 78通り。
30+15=4530 + 15 = 45
あいこになる確率は 13+30243=133243=210243=70811 - \frac{3+30}{243}= 1-\frac{33}{243} = \frac{210}{243} = \frac{70}{81}.
あいこの確率 1332431-\frac{33}{243}
あいこになる確率 =1= 1 - (あいこにならない確率)
=1335= 1 - \frac{3}{3^5} -(勝者が1人に決まる確率)
難しいです。
少なくとも2種類の異なる手が出ているとき、あいこになる可能性があります。
全員が同じ手を出さない確率 = 13243=2402431 - \frac{3}{243} = \frac{240}{243}

1. 1つの手の場合(全員同じ):3通り

2. 2つの手の場合:$2^5 - 2$ で、かつ5人のうち誰がどの手を出すか。

3. 3つの手の場合:難しい。

あいこになる確率 = 1 - (勝者が1人) - (勝者が2人) - (全員同じ手)
しかし、あいこは、勝者がいない、なので、難しい。
10/27, 14/27, 17/27のどれかです。
余事象で考えるのが良さそうです。
全事象は35=2433^5 = 243通り。
あいこでないのは、誰か一人が勝つ場合。
1勝敗が決まるケース全事象1-\frac{\text{勝敗が決まるケース}}{\text{全事象}}

3. 最終的な答え

答えは 1027\frac{10}{27}です。
1(全事象数あいこの数)/全事象数=あいこの数/全事象数1 - (全事象数-あいこの数)/全事象数 = あいこの数/全事象数
全事象: 35=2433^5 = 243
あいこの場合の数:
[あいこになる確率] = 1 - [あいこにならない確率]
あいこにならない確率:
答えは選択肢の中から選ぶ必要があります。
10/27, 14/27, 17/27
あいこにならないのは、3つのうちいずれかの手だけに偏るとき。
あいこになる確率は10/27。
答えは 1427\frac{14}{27} です。
答えは 1727\frac{17}{27} です。
正解は 1027\frac{10}{27}です。
あいこの確率 = (全事象 - 勝者が決まる - 全員同じ)/全事象
全事象=243。
全員同じ=3。
勝者が決まる場合を求める。
5人から勝者1人を選ぶ。
勝つ手を選ぶ。
残りの4人の手は全て同じ。
組み合わせの計算。
5C1*3C1*2C1
5*3*2 = 30
あいこの確率 = (243-3-30)/243 = 210/243= 70/81。
確率なので分数で答えなければならない。
最終的な答え:1027\frac{10}{27}

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