標準外径が20mmと定められているワイヤーロープのサンプルを測定した結果が表に示されています。この表を完成させ、平均値と標準偏差を求めます。

確率論・統計学平均値標準偏差統計データの分析
2025/7/5

1. 問題の内容

標準外径が20mmと定められているワイヤーロープのサンプルを測定した結果が表に示されています。この表を完成させ、平均値と標準偏差を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 平均値の計算
表の「外径(mm)①×度数②」の合計が1200であるため、平均値 mm は、
m=120060=20m = \frac{1200}{60} = 20
(2) 偏差の計算
各外径に対する偏差を計算します。偏差は「外径 - 平均値」で求められます。
* 20.2: 20.2 - 20 = 0.2
* 20.1: 20.1 - 20 = 0.1
* 20.0: 20.0 - 20 = 0.0
* 19.9: 19.9 - 20 = -0.1
* 19.8: 19.8 - 20 = -0.2
* 19.7: 19.7 - 20 = -0.3
(3) (偏差)²の計算
各偏差の2乗を計算します。
* 0.2² = 0.04
* 0.1² = 0.01
* 0.0² = 0.00
* (-0.1)² = 0.01
* (-0.2)² = 0.04
* (-0.3)² = 0.09
(4) 度数×(偏差)² の計算
各(偏差)²に度数をかけます。
* 0.04 × 7 = 0.28
* 0.01 × 14 = 0.14
* 0.00 × 18 = 0.00
* 0.01 × 16 = 0.16
* 0.04 × 3 = 0.12
* 0.09 × 2 = 0.18
(5) 度数×(偏差)² の合計の計算
上記で計算した値を合計します。
0.28 + 0.14 + 0.00 + 0.16 + 0.12 + 0.18 = 0.88
(6) 標準偏差の計算
標準偏差 ss は、以下の式で求められます。
s=(度数×(偏差)2)n1s = \sqrt{\frac{\sum (\text{度数} \times (\text{偏差})^2)}{n-1}}
ここで、nn は度数の合計(サンプルサイズ)です。
s=0.88601=0.88590.0149150.12212s = \sqrt{\frac{0.88}{60-1}} = \sqrt{\frac{0.88}{59}} \approx \sqrt{0.014915} \approx 0.12212
(7) 小数点以下3位を四捨五入
標準偏差を小数点以下3位で四捨五入します。
s0.12s \approx 0.12

3. 最終的な答え

平均値 m = 20 mm
標準偏差 s = 0.12 mm

「確率論・統計学」の関連問題

5000枚の宝くじが販売されており、そのうち1等は2枚で10000円、2等は10枚で3000円、3等は50枚で500円が当たる。宝くじを1枚買ったときの、貰える金額の期待値を求めよ。

期待値確率宝くじ
2025/7/5

3つの機械X, Y, Zがある製品を製造しており、Xの製品には3%, Yの製品には2%, Zの製品には2%の不良品が含まれている。Xの製品200個, Yの製品300個, Zの製品400個を混ぜた中から...

条件付き確率ベイズの定理全確率の法則
2025/7/5

A君とBさんがテニスの試合をする。3ゲーム先取した方が勝者となる。各ゲームでA君が勝つ確率は$\frac{2}{3}$、Bさんが勝つ確率は$\frac{1}{3}$である。引き分けがないとき、A君が3...

確率確率分布独立事象組み合わせ
2025/7/5

7枚の硬貨を同時に投げたとき、ちょうど2枚が表となる確率を求めます。

確率二項分布確率質量関数組み合わせ
2025/7/5

袋の中に赤球が3個、白球が4個入っている。この袋から球を1つ取り出し、色を見てから元に戻す操作を3回行う。 (1) 赤、白、赤の順に取り出す確率を求める。 (2) 赤、白、白の順に取り出す確率を求める...

確率独立試行確率計算
2025/7/5

袋の中に赤球が3個、白球が4個入っている。この袋から球を1つ取り出し、色を確認してから袋に戻すという操作を3回行う。このとき、赤、白、赤の順に球を取り出す確率を求めよ。

確率確率計算独立試行事象
2025/7/5

図のような道路において、P地点から南に向かって出発し、以下の規則に従って進む。 規則(I): 南に進んでいるとき、分岐点でサイコロを投げる。4以下の目が出たら東西の道に曲がり、5以上の目が出たら直進す...

確率期待値サイコロ条件付き確率
2025/7/5

円周を6等分した点をA, B, C, D, E, Fとする。点Aを出発点とし、サイコロを振って偶数が出たら2、奇数が出たら1だけ時計回りに進めるゲームを考える。 (1) ちょうど1周して点Aに戻る確率...

確率組み合わせ期待値サイコロ
2025/7/5

箱ひげ図から読み取れる内容として、必ず正しいものを選択する問題です。選択肢は以下の4つです。 1. 40点以上50点未満の生徒はちょうど6人いる

箱ひげ図データの分析四分位数統計
2025/7/5

10本のひもがあり、その長さの測定値について、最初の5本の平均値は4、標準偏差は4であり、残りの5本の平均値は6、標準偏差は2である。10本すべての測定値の平均値と標準偏差を求める。

統計平均標準偏差分散
2025/7/5