7枚の硬貨を同時に投げたとき、ちょうど2枚が表となる確率を求めます。

確率論・統計学確率二項分布確率質量関数組み合わせ
2025/7/5

1. 問題の内容

7枚の硬貨を同時に投げたとき、ちょうど2枚が表となる確率を求めます。

2. 解き方の手順

この問題は二項分布の問題として考えることができます。
硬貨を1枚投げる試行において、表が出る確率を p=12p = \frac{1}{2}、裏が出る確率を 1p=121-p = \frac{1}{2}とします。
7枚の硬貨を投げるので、試行回数はn=7n=7です。
ちょうど2枚が表となる確率を求めるので、成功回数はk=2k=2です。
二項分布の確率質量関数は次の式で表されます。
P(X=k)=nCkpk(1p)nkP(X=k) = {}_nC_k \cdot p^k \cdot (1-p)^{n-k}
ここで、nCk{}_nC_kは二項係数であり、nCk=n!k!(nk)! {}_nC_k = \frac{n!}{k!(n-k)!} で計算されます。
この問題では、n=7n=7, k=2k=2, p=12p=\frac{1}{2}なので、それぞれの値を代入します。
7C2=7!2!(72)!=7!2!5!=7×62×1=21{}_7C_2 = \frac{7!}{2!(7-2)!} = \frac{7!}{2!5!} = \frac{7 \times 6}{2 \times 1} = 21
したがって、求める確率は
P(X=2)=7C2(12)2(12)72=21(12)2(12)5=21(12)7=211128=21128P(X=2) = {}_7C_2 \cdot (\frac{1}{2})^2 \cdot (\frac{1}{2})^{7-2} = 21 \cdot (\frac{1}{2})^2 \cdot (\frac{1}{2})^5 = 21 \cdot (\frac{1}{2})^7 = 21 \cdot \frac{1}{128} = \frac{21}{128}

3. 最終的な答え

21128\frac{21}{128}

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