問題1.4では、次の2つの直線の方程式を求める必要があります。 (1) 点(1, 2, 3)を通り、ベクトル$a = (0, -1, 2)$に平行な直線。 (2) 2点(2, 0, 5)と(2, -2, 3)を通る直線。

幾何学ベクトル直線ベクトル方程式媒介変数表示
2025/7/5

1. 問題の内容

問題1.4では、次の2つの直線の方程式を求める必要があります。
(1) 点(1, 2, 3)を通り、ベクトルa=(0,1,2)a = (0, -1, 2)に平行な直線。
(2) 2点(2, 0, 5)と(2, -2, 3)を通る直線。

2. 解き方の手順

(1) 点(1, 2, 3)を通り、ベクトルa=(0,1,2)a = (0, -1, 2)に平行な直線
直線のベクトル方程式は、点P0(x0,y0,z0)P_0(x_0, y_0, z_0)を通り、方向ベクトルa=(a1,a2,a3)\vec{a} = (a_1, a_2, a_3)に平行な場合、p=p0+ta \vec{p} = \vec{p_0} + t\vec{a}で表されます。
ここで、p=(x,y,z)\vec{p} = (x, y, z), p0=(x0,y0,z0)\vec{p_0} = (x_0, y_0, z_0)、tはパラメータです。
この問題の場合、P0(1,2,3)P_0(1, 2, 3)a=(0,1,2)\vec{a} = (0, -1, 2)なので、ベクトル方程式は次のようになります。
(x,y,z)=(1,2,3)+t(0,1,2)(x, y, z) = (1, 2, 3) + t(0, -1, 2)
これを成分ごとに書くと、
x=1+0t=1x = 1 + 0t = 1
y=2ty = 2 - t
z=3+2tz = 3 + 2t
したがって、媒介変数表示は
x=1x = 1
y=2ty = 2 - t
z=3+2tz = 3 + 2t
となります。
(2) 2点(2, 0, 5)と(2, -2, 3)を通る直線
2点P1(x1,y1,z1)P_1(x_1, y_1, z_1)P2(x2,y2,z2)P_2(x_2, y_2, z_2)を通る直線のベクトル方程式は、
p=p1+t(p2p1)\vec{p} = \vec{p_1} + t(\vec{p_2} - \vec{p_1})で表されます。
ここで、p=(x,y,z)\vec{p} = (x, y, z), p1=(x1,y1,z1)\vec{p_1} = (x_1, y_1, z_1), p2=(x2,y2,z2)\vec{p_2} = (x_2, y_2, z_2)、tはパラメータです。
この問題の場合、P1(2,0,5)P_1(2, 0, 5)P2(2,2,3)P_2(2, -2, 3)なので、ベクトル方程式は次のようになります。
(x,y,z)=(2,0,5)+t((2,2,3)(2,0,5))(x, y, z) = (2, 0, 5) + t((2, -2, 3) - (2, 0, 5))
(x,y,z)=(2,0,5)+t(0,2,2)(x, y, z) = (2, 0, 5) + t(0, -2, -2)
これを成分ごとに書くと、
x=2+0t=2x = 2 + 0t = 2
y=02t=2ty = 0 - 2t = -2t
z=52tz = 5 - 2t
したがって、媒介変数表示は
x=2x = 2
y=2ty = -2t
z=52tz = 5 - 2t
となります。

3. 最終的な答え

(1) 点(1, 2, 3)を通り、ベクトルa=(0,1,2)a = (0, -1, 2)に平行な直線の方程式:
x=1x = 1
y=2ty = 2 - t
z=3+2tz = 3 + 2t
(2) 2点(2, 0, 5)と(2, -2, 3)を通る直線の方程式:
x=2x = 2
y=2ty = -2t
z=52tz = 5 - 2t

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