数列 $\{a_n\}$ と $\{b_n\}$ があります。$b_5 = 25$ かつ $b_5 + b_6 = 40$ が与えられています。 (1) 数列 $\{a_n\}$ の一般項 $a_n$ を $n$ を用いて表します。 (2) 数列 $\{b_n\}$ の一般項 $b_n$ を $n$ を用いて表します。また、$S_n$ を最大にする自然数 $n$ を $M$ とするとき、$M$ と $S_M$ の値をそれぞれ求めます。

代数学数列等差数列一般項最大値
2025/7/5

1. 問題の内容

数列 {an}\{a_n\}{bn}\{b_n\} があります。b5=25b_5 = 25 かつ b5+b6=40b_5 + b_6 = 40 が与えられています。
(1) 数列 {an}\{a_n\} の一般項 ana_nnn を用いて表します。
(2) 数列 {bn}\{b_n\} の一般項 bnb_nnn を用いて表します。また、SnS_n を最大にする自然数 nnMM とするとき、MMSMS_M の値をそれぞれ求めます。

2. 解き方の手順

まず、b6b_6 を求めます。b5+b6=40b_5 + b_6 = 40b5=25b_5 = 25 なので、25+b6=4025 + b_6 = 40 より、b6=15b_6 = 15 となります。
数列 {bn}\{b_n\} が等差数列であると仮定すると、公差 ddd=b6b5=1525=10d = b_6 - b_5 = 15 - 25 = -10 となります。
したがって、数列 {bn}\{b_n\} の一般項は、bn=b1+(n1)db_n = b_1 + (n-1)d と表されます。b5=25b_5 = 25 より、25=b1+(51)(10)=b14025 = b_1 + (5-1)(-10) = b_1 - 40 なので、b1=65b_1 = 65 となります。
よって、bn=65+(n1)(10)=6510n+10=7510nb_n = 65 + (n-1)(-10) = 65 - 10n + 10 = 75 - 10n となります。
SnS_n が最大となる nn を求めるためには、bnb_n が初めて負になる nn を見つけます。
bn=7510n<0b_n = 75 - 10n < 0 を解くと、10n>7510n > 75 より n>7.5n > 7.5 となります。
したがって、b8b_8 が初めて負の数になるので、SnS_n を最大にする nnM=7M=7 となります。
SM=S7=n=17bn=n=17(7510n)=75×710n=17n=52510×7(7+1)2=52510×7×82=52510×28=525280=245S_M = S_7 = \sum_{n=1}^{7} b_n = \sum_{n=1}^{7} (75 - 10n) = 75 \times 7 - 10 \sum_{n=1}^{7} n = 525 - 10 \times \frac{7(7+1)}{2} = 525 - 10 \times \frac{7 \times 8}{2} = 525 - 10 \times 28 = 525 - 280 = 245
数列 {an}\{a_n\} に関する情報がないため、ana_n を求めることはできません。ここでは、ana_n を求めることができないことを明示します。

3. 最終的な答え

数列 {an}\{a_n\} の一般項: ana_n は与えられた情報からは求められない。
数列 {bn}\{b_n\} の一般項: bn=7510nb_n = 75 - 10n
M=7M = 7
SM=245S_M = 245

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