与えられた2階線形同次微分方程式 $\frac{d^2y}{dx^2} + 3\frac{dy}{dx} + 2y = 0$ の一般解を求める問題です。特性方程式を利用して解きます。

解析学微分方程式線形微分方程式特性方程式一般解
2025/7/5

1. 問題の内容

与えられた2階線形同次微分方程式
d2ydx2+3dydx+2y=0\frac{d^2y}{dx^2} + 3\frac{dy}{dx} + 2y = 0
の一般解を求める問題です。特性方程式を利用して解きます。

2. 解き方の手順

(1) 特性方程式を立てます。
微分方程式 d2ydx2+3dydx+2y=0\frac{d^2y}{dx^2} + 3\frac{dy}{dx} + 2y = 0 に対して、特性方程式は
r2+3r+2=0r^2 + 3r + 2 = 0
となります。
(2) 特性方程式を解きます。
特性方程式 r2+3r+2=0r^2 + 3r + 2 = 0 は因数分解できて、
(r+1)(r+2)=0(r + 1)(r + 2) = 0
したがって、r=1,2r = -1, -2 が得られます。
(3) 一般解を求めます。
特性方程式の解が r1=1r_1 = -1r2=2r_2 = -2 のように異なる2つの実数解を持つとき、一般解は
y=c1er1x+c2er2xy = c_1 e^{r_1 x} + c_2 e^{r_2 x}
で与えられます。ここで、c1c_1c2c_2 は任意定数です。
したがって、与えられた微分方程式の一般解は
y=c1ex+c2e2xy = c_1 e^{-x} + c_2 e^{-2x}
となります。

3. 最終的な答え

y=c1ex+c2e2xy = c_1 e^{-x} + c_2 e^{-2x}

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