まず、同次方程式の解を求め、次に非同次方程式の特殊解を求めます。最後に、同次方程式の一般解と特殊解を足し合わせて、非同次方程式の一般解を求めます。
(1) 同次方程式の解を求める。
同次方程式は
dx2d2y+2dxdy+2y=0 です。特性方程式は
r2+2r+2=0 です。これを解くと
r=2−2±22−4(1)(2)=2−2±−4=−1±i となります。したがって、同次方程式の一般解は
yh(x)=c1e−xcos(x)+c2e−xsin(x) となります。ここで、c1とc2は任意定数です。 (2) 非同次方程式の特殊解を求める。
非同次項が2exであるため、特殊解をyp(x)=Aexと仮定します。これを微分すると dxdyp=Aex dx2d2yp=Aex となります。これらを元の微分方程式に代入すると
Aex+2Aex+2Aex=2ex 5Aex=2ex したがって、特殊解は
yp(x)=52ex となります。
(3) 一般解を求める。
一般解は同次方程式の一般解と特殊解を足し合わせたものです。
y(x)=yh(x)+yp(x)=c1e−xcos(x)+c2e−xsin(x)+52ex