(1) 偏導関数を求める。
∂x∂f=∂x∂(31x3−x2+y−51y5)=x2−2x ∂y∂f=∂y∂(31x3−x2+y−51y5)=1−y4 (2) 臨界点を求める。臨界点では、偏導関数が両方とも0になる。
∂x∂f=x2−2x=x(x−2)=0 より、x=0 または x=2。 ∂y∂f=1−y4=0 より、y4=1。したがって、y=±1。 よって、臨界点は (0,1), (0,−1), (2,1), (2,−1) の4点。 (3) ヘッセ行列を計算し、臨界点での極値を判定する。
まず、二階偏導関数を求める。
∂x2∂2f=∂x∂(x2−2x)=2x−2 ∂y2∂2f=∂y∂(1−y4)=−4y3 ∂x∂y∂2f=∂y∂x∂2f=∂y∂(x2−2x)=0 ヘッセ行列は次のようになる。
H(x,y)=(2x−200−4y3) ヘッセ行列式は D(x,y)=(2x−2)(−4y3)=−8y3(x−1) 各臨界点でのヘッセ行列式を計算する。
(i) (0,1) のとき、D(0,1)=−8(1)3(0−1)=8>0。∂x2∂2f(0,1)=2(0)−2=−2<0 より、極大値をとる。 (ii) (0,−1) のとき、D(0,−1)=−8(−1)3(0−1)=−8<0。したがって、鞍点。 (iii) (2,1) のとき、D(2,1)=−8(1)3(2−1)=−8<0。したがって、鞍点。 (iv) (2,−1) のとき、D(2,−1)=−8(−1)3(2−1)=8>0。∂x2∂2f(2,−1)=2(2)−2=2>0 より、極小値をとる。