1. 問題の内容
自然数 に対して、 が の倍数であることを数学的帰納法で証明する。
2. 解き方の手順
数学的帰納法の手順に従って証明する。
(1) のとき:
となり、 は の倍数であるから、 のとき(A)は成り立つ。
(2) のとき(A)が成り立つと仮定する。すなわち、 が の倍数であると仮定する。
(m は整数)と表せる。
のとき、 が の倍数であることを示す。
は整数なので、 は の倍数である。
したがって、 のときも(A)は成り立つ。
(1), (2)より、すべての自然数 について、 は の倍数である。
3. 最終的な答え
すべての自然数 について、 は の倍数である。
(証明終わり)