**(1) 円と直線が共有点をもたない条件**
円 x2+y2=r2 と直線 y=mx+n が共有点を持たない条件は、円の中心(0, 0)と直線の距離 d が半径 r より大きいことである。 直線の式を変形して mx−y+3=0 とすると、円の中心(0, 0)と直線の距離 d は、 d=m2+(−1)2∣m⋅0−0+3∣=m2+13 円の半径は r=1 であるから、d>r より m2+13>1 3>m2+1 −8<m<8 −22<m<22 **(2) 円と直線が接する条件**
円 x2+y2=r2 と直線 y=mx+n が接する条件は、円の中心(0, 0)と直線の距離 d が半径 r に等しいことである。 直線の式を変形して 2x+y−m=0 とすると、円の中心(0, 0)と直線の距離 d は、 d=22+12∣2⋅0+0−m∣=5∣m∣ 円の半径は r=5 であるから、d=r より 5∣m∣=5 **(3) 円の接線の方程式と接点の座標**
接点の座標を (x1,y1) とすると、接線の方程式は x1x+y1y=5 である。 接線が点 A(3, 1) を通るので、3x1+y1=5 となる。 また、接点 (x1,y1) は円 x2+y2=5 上の点なので、x12+y12=5 である。 y1=5−3x1 を x12+y12=5 に代入すると、 x12+(5−3x1)2=5 x12+25−30x1+9x12=5 10x12−30x1+20=0 x12−3x1+2=0 (x1−1)(x1−2)=0 x1=1 のとき、y1=5−3(1)=2。 x1=2 のとき、y1=5−3(2)=−1。 したがって、接線の方程式は
x+2y=5 と 2x−y=5 となり、 接点の座標は (1, 2) と (2, -1) である。
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