2つの円 $x^2+y^2=25$ と $(x-1)^2+(y-2)^2=20$ の交点と原点を通る円の中心の座標と半径を求めよ。

幾何学交点方程式座標半径
2025/7/13

1. 問題の内容

2つの円 x2+y2=25x^2+y^2=25(x1)2+(y2)2=20(x-1)^2+(y-2)^2=20 の交点と原点を通る円の中心の座標と半径を求めよ。

2. 解き方の手順

2つの円 x2+y2=25x^2+y^2=25(x1)2+(y2)2=20(x-1)^2+(y-2)^2=20 の交点を通る円の方程式は、実数 kk を用いて
x2+y225+k((x1)2+(y2)220)=0x^2+y^2-25 + k((x-1)^2+(y-2)^2-20)=0
と表せる。この円が原点(0,0)を通るので、 x=0x=0, y=0y=0 を代入すると、
25+k((01)2+(02)220)=0-25 + k((0-1)^2+(0-2)^2-20) = 0
25+k(1+420)=0-25 + k(1+4-20) = 0
2515k=0-25 -15k = 0
k=2515=53k = -\frac{25}{15} = -\frac{5}{3}
これを代入すると、
x2+y22553((x1)2+(y2)220)=0x^2+y^2-25 -\frac{5}{3}((x-1)^2+(y-2)^2-20)=0
3(x2+y225)5(x22x+1+y24y+420)=03(x^2+y^2-25) -5(x^2-2x+1+y^2-4y+4-20) = 0
3x2+3y2755x2+10x55y2+20y20+100=03x^2+3y^2-75 -5x^2+10x-5-5y^2+20y-20+100 = 0
2x22y2+10x+20y=0-2x^2-2y^2+10x+20y = 0
2x2+2y210x20y=02x^2+2y^2-10x-20y = 0
x2+y25x10y=0x^2+y^2-5x-10y=0
(x52)2+(y5)2=(52)2+52=254+25=25+1004=1254(x-\frac{5}{2})^2 + (y-5)^2 = (\frac{5}{2})^2+5^2 = \frac{25}{4}+25=\frac{25+100}{4}=\frac{125}{4}
よって、中心の座標は (52,5)(\frac{5}{2}, 5) であり、半径は 1254=25×54=552\sqrt{\frac{125}{4}} = \sqrt{\frac{25\times 5}{4}} = \frac{5\sqrt{5}}{2} である。

3. 最終的な答え

中心の座標: (52,5)(\frac{5}{2}, 5)
半径: 552\frac{5\sqrt{5}}{2}

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