右の図において、四角形ABCDは平行四辺形であり、辺ABはx軸に平行である。点A, B, Cは関数 $y = ax^2$ のグラフ上の点であり、点Eは対角線ACとBDの交点である。点Cの座標は $(-2, 2)$ であり、点Eのx座標は1である。このとき、以下の問いに答える。 (1) $a$ の値を求めよ。 (2) 点Aの座標を求めよ。 (3) 点Dの座標を求めよ。

幾何学平行四辺形二次関数座標平面対角線中点
2025/7/6

1. 問題の内容

右の図において、四角形ABCDは平行四辺形であり、辺ABはx軸に平行である。点A, B, Cは関数 y=ax2y = ax^2 のグラフ上の点であり、点Eは対角線ACとBDの交点である。点Cの座標は (2,2)(-2, 2) であり、点Eのx座標は1である。このとき、以下の問いに答える。
(1) aa の値を求めよ。
(2) 点Aの座標を求めよ。
(3) 点Dの座標を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 点Cは y=ax2y = ax^2 のグラフ上にあるので、点Cの座標 (2,2)(-2, 2) をこの式に代入すると、
2=a(2)22 = a(-2)^2
2=4a2 = 4a
a=12a = \frac{1}{2}
(2) 点Eのx座標は1である。平行四辺形ABCDの対角線はそれぞれの中点で交わるので、点EはACの中点である。点Aのx座標を xAx_A とすると、
xA+(2)2=1\frac{x_A + (-2)}{2} = 1
xA2=2x_A - 2 = 2
xA=4x_A = 4
点Aは y=12x2y = \frac{1}{2}x^2 上の点なので、点Aのy座標は
yA=12(4)2=12(16)=8y_A = \frac{1}{2}(4)^2 = \frac{1}{2}(16) = 8
したがって、点Aの座標は (4,8)(4, 8) である。
(3) 平行四辺形の対角線はそれぞれの中点で交わるので、点EはBDの中点でもある。点Dの座標を (xD,yD)(x_D, y_D) とすると、点Bの座標は、点Aとy座標が等しいので、8となる。点Bは y=12x2y = \frac{1}{2}x^2 上にあるので、
8=12x28 = \frac{1}{2}x^2
16=x216 = x^2
x=±4x = \pm 4
点Aのx座標が4なので、点Bのx座標は -4 となる。したがって点Bの座標は (4,8)(-4, 8) である。
点EはBDの中点なので、
xD+(4)2=1\frac{x_D + (-4)}{2} = 1
xD4=2x_D - 4 = 2
xD=6x_D = 6
yD+82=yE\frac{y_D + 8}{2} = y_E
ここで、yEy_Eは点Eのy座標である。点Eのx座標は1なので、関数 y=12x2y = \frac{1}{2}x^2に代入すると、
yE=12(1)2=12y_E = \frac{1}{2}(1)^2 = \frac{1}{2}
yD+82=12\frac{y_D + 8}{2} = \frac{1}{2}
yD+8=1y_D + 8 = 1
yD=7y_D = -7
したがって、点Dの座標は (6,7)(6, -7) である。

3. 最終的な答え

(1) a=12a = \frac{1}{2}
(2) 点Aの座標は (4,8)(4, 8)
(3) 点Dの座標は (6,7)(6, -7)

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