2次関数 $y = a(x-b)(x-c)$ のグラフ $G$ について、以下の問いに答える問題です。 (1)(i) $G$ が $x$ 軸と接するための必要十分条件、および $G$ が $x$ 軸と異なる2点で交わるための必要十分条件を求めます。 (ii) $G$ が $y$ 軸の正の部分と交わるための必要十分条件を求めます。 (2) $a=2$, $bc=1$, $0 < b < 1$ のとき、$G$ と $y$ 軸の交点を $A$、$G$ と $x$ 軸の交点を $B$, $C$ とするとき、三角形 $ABC$ の面積を $b$ を用いて表します。

代数学二次関数グラフ判別式面積
2025/7/6

1. 問題の内容

2次関数 y=a(xb)(xc)y = a(x-b)(x-c) のグラフ GG について、以下の問いに答える問題です。
(1)(i) GGxx 軸と接するための必要十分条件、および GGxx 軸と異なる2点で交わるための必要十分条件を求めます。
(ii) GGyy 軸の正の部分と交わるための必要十分条件を求めます。
(2) a=2a=2, bc=1bc=1, 0<b<10 < b < 1 のとき、GGyy 軸の交点を AAGGxx 軸の交点を BB, CC とするとき、三角形 ABCABC の面積を bb を用いて表します。

2. 解き方の手順

(1)(i) GGxx 軸と接するための必要十分条件は、b=cb=c である。したがって、答えは 2。GGxx 軸と異なる2点で交わるための必要十分条件は、bcb \neq c である。したがって、答えは 4。
(ii) GGyy 軸の正の部分と交わるための必要十分条件は、y(0)>0y(0) > 0 であること。
y(0)=a(0b)(0c)=abcy(0) = a(0-b)(0-c) = abc なので、abc>0abc > 0 となる。したがって、答えは 7。
(2)
a=2,bc=1,0<b<1a=2, bc=1, 0 < b < 1 のとき、関数は y=2(xb)(xc)y=2(x-b)(x-c)
y=0y=0 となるのは、x=b,x=cx=b, x=c なので、B(b,0),C(c,0)B(b, 0), C(c, 0)
yy 軸との交点 AA は、x=0x=0 を代入して、y=2(b)(c)=2bc=2(1)=2y = 2(-b)(-c) = 2bc = 2(1) = 2
したがって、A(0,2)A(0, 2)
BCBC の長さは、bc=b1b=b21b=1b2b|b-c| = |b - \frac{1}{b}| = |\frac{b^2-1}{b}| = \frac{1-b^2}{b} (0<b<10<b<1なので、b2<1b^2 < 1)。
三角形 ABCABC の面積は、
12×BC×yA=12×1b2b×2=1b2b\frac{1}{2} \times |BC| \times |y_A| = \frac{1}{2} \times \frac{1-b^2}{b} \times 2 = \frac{1-b^2}{b}

3. 最終的な答え

(1)(i) bbcc の関係は ==, bbcc の関係は \neq
(ii) abc>0abc > 0
(2) ABC\triangle ABC の面積は 1b2b\frac{1-b^2}{b}

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