与えられた複素数の式を計算します。式は $1 - 2\sqrt{2i^2} - \sqrt{2i} + 2i^2$ です。

代数学複素数平方根複素数の計算
2025/7/6

1. 問題の内容

与えられた複素数の式を計算します。式は 122i22i+2i21 - 2\sqrt{2i^2} - \sqrt{2i} + 2i^2 です。

2. 解き方の手順

まず、i2=1i^2 = -1 を利用して式を簡略化します。
122i22i+2i2=122(1)2i+2(1)1 - 2\sqrt{2i^2} - \sqrt{2i} + 2i^2 = 1 - 2\sqrt{2(-1)} - \sqrt{2i} + 2(-1)
=1222i2= 1 - 2\sqrt{-2} - \sqrt{2i} - 2
=12i22i= -1 - 2i\sqrt{2} - \sqrt{2i}
2i\sqrt{2i} を計算するために、z=2i=a+biz = \sqrt{2i} = a + bi とおきます。ここで、aabb は実数です。
両辺を2乗すると、z2=(a+bi)2=a2+2abib2=2iz^2 = (a+bi)^2 = a^2 + 2abi - b^2 = 2i となります。
実部と虚部を比較すると、
a2b2=0a^2 - b^2 = 0
2ab=22ab = 2
a2=b2a^2 = b^2 より a=ba = b または a=ba = -b が成り立ちます。
2ab=22ab = 2 より ab=1ab = 1 であるため、aabb は同符号である必要があります。
したがって、a=ba = b が成り立ちます。
a2=1a^2 = 1 より、a=1a = 1 または a=1a = -1 です。
ab=1ab = 1 より、a=1a = 1 のとき b=1b = 1 であり、a=1a = -1 のとき b=1b = -1 です。
したがって、2i=1+i\sqrt{2i} = 1 + i または 2i=1i\sqrt{2i} = -1 - i です。
2i\sqrt{2i} には2つの値がありますが、ここでは 1+i1 + i を選びます。
すると、
12i22i=12i2(1+i)-1 - 2i\sqrt{2} - \sqrt{2i} = -1 - 2i\sqrt{2} - (1 + i)
=12i21i= -1 - 2i\sqrt{2} - 1 - i
=2(22+1)i= -2 - (2\sqrt{2} + 1)i

3. 最終的な答え

2(22+1)i-2 - (2\sqrt{2} + 1)i

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