2桁の自然数がある。その数は、十の位の数と一の位の数の和の3倍に5を加えた数に等しい。また、十の位の数と一の位の数を入れ替えてできる数は、もとの数の2倍より7大きい。もとの自然数を求めよ。

代数学連立方程式文章題整数
2025/7/6

1. 問題の内容

2桁の自然数がある。その数は、十の位の数と一の位の数の和の3倍に5を加えた数に等しい。また、十の位の数と一の位の数を入れ替えてできる数は、もとの数の2倍より7大きい。もとの自然数を求めよ。

2. 解き方の手順

もとの自然数の十の位の数を xx、一の位の数を yy とおく。すると、もとの自然数は 10x+y10x + y と表せる。
問題文より、以下の2つの式が成り立つ。
\begin{enumerate}
\item 10x+y=3(x+y)+510x + y = 3(x + y) + 5
\item 10y+x=2(10x+y)+710y + x = 2(10x + y) + 7
\end{enumerate}
1つ目の式を整理する。
10x+y=3x+3y+510x + y = 3x + 3y + 5
7x2y=57x - 2y = 5
2つ目の式を整理する。
10y+x=20x+2y+710y + x = 20x + 2y + 7
19x+8y=7-19x + 8y = 7
連立方程式を解く。
\begin{cases}
7x - 2y = 5 \\
-19x + 8y = 7
\end{cases}
1つ目の式を4倍すると、
28x8y=2028x - 8y = 20
この式と2つ目の式を足し合わせると、
(28x8y)+(19x+8y)=20+7(28x - 8y) + (-19x + 8y) = 20 + 7
9x=279x = 27
x=3x = 3
x=3x = 37x2y=57x - 2y = 5 に代入する。
7(3)2y=57(3) - 2y = 5
212y=521 - 2y = 5
2y=16-2y = -16
y=8y = 8
よって、もとの自然数は 10x+y=10(3)+8=3810x + y = 10(3) + 8 = 38 である。

3. 最終的な答え

38

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