自然数 $m$ に関する2つの条件 $p$:「$m$ は 5 の約数」と $q$:「$m$ は 15 の約数」について、以下の問いに答える問題です。 (1) 条件 $p$ を満たすもの全体の集合を $P$、条件 $q$ を満たすもの全体の集合を $Q$ とするとき、集合 $P$ と $Q$ を要素を書き並べて表す。 (2) 命題 $p \Rightarrow q$ の真偽を、集合 $P$ と $Q$ を用いて説明する。
2025/7/6
1. 問題の内容
自然数 に関する2つの条件 :「 は 5 の約数」と :「 は 15 の約数」について、以下の問いに答える問題です。
(1) 条件 を満たすもの全体の集合を 、条件 を満たすもの全体の集合を とするとき、集合 と を要素を書き並べて表す。
(2) 命題 の真偽を、集合 と を用いて説明する。
2. 解き方の手順
(1)
まず、集合 を求める。条件 は「 は 5 の約数」なので、 は 5 の約数である自然数全体の集合である。5 の約数は 1 と 5 である。したがって、 となる。
次に、集合 を求める。条件 は「 は 15 の約数」なので、 は 15 の約数である自然数全体の集合である。15 の約数は 1, 3, 5, 15 である。したがって、 となる。
(2)
命題 が真であるとは、 を満たすものが常に を満たすことである。集合で考えると、 が成り立つ場合に命題 は真となる。
であり、 であるから、 の要素は全て に含まれている。つまり、 が成り立つ。
3. 最終的な答え
(1)
(2) 命題 は真である。なぜなら、 が成り立つから。