$n$は自然数とする。命題「$n$は奇数 $\Rightarrow$ $n$は3の倍数」について、以下の問いに答える。 (1) 与えられた命題の真偽を判定し、偽の場合は反例を挙げる。 (2) 与えられた命題の逆を述べ、その真偽を判定し、偽の場合は反例を挙げる。

数論命題真偽反例自然数奇数倍数
2025/7/6

1. 問題の内容

nnは自然数とする。命題「nnは奇数 \Rightarrow nnは3の倍数」について、以下の問いに答える。
(1) 与えられた命題の真偽を判定し、偽の場合は反例を挙げる。
(2) 与えられた命題の逆を述べ、その真偽を判定し、偽の場合は反例を挙げる。

2. 解き方の手順

(1) 与えられた命題「nnは奇数 \Rightarrow nnは3の倍数」について考える。
nnが奇数であるとき、nnは必ずしも3の倍数とは限らない。例えば、n=1n=1は奇数だが、3の倍数ではない。よって、この命題は偽である。
反例は、n=1n=1である。
(2) 与えられた命題の逆を考える。
元の命題「nnは奇数 \Rightarrow nnは3の倍数」の逆は、「nnは3の倍数 \Rightarrow nnは奇数」である。
nnが3の倍数であるとき、nnは必ずしも奇数とは限らない。例えば、n=6n=6は3の倍数だが、奇数ではない。よって、この命題は偽である。
反例は、n=6n=6である。

3. 最終的な答え

(1) 偽、反例:n=1n=1
(2) 逆:nnは3の倍数 \Rightarrow nnは奇数、偽、反例:n=6n=6

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