(1) $x$ が $a$ に限りなく近づくときの関数 $f(x)$ の極限に関する問題と、(2) $x$ が限りなく大きくなる(または小さくなる)ときの関数に関する問題です。

解析学極限関数の極限収束発散lim
2025/7/6

1. 問題の内容

(1) xxaa に限りなく近づくときの関数 f(x)f(x) の極限に関する問題と、(2) xx が限りなく大きくなる(または小さくなる)ときの関数に関する問題です。

2. 解き方の手順

(1) xx が定数 aa に限りなく近づくとき、関数 f(x)f(x) が定数 α\alpha に限りなく近づくとき、f(x)f(x)α\alpha に収束すると言い、limxaf(x)=α\lim_{x \to a} f(x) = \alpha と表します。また、f(x)α(xa)f(x) \to \alpha (x \to a) とも表します。 α\alphaf(x)f(x)aa での極限値といいます。
関数 f(x)=x+5x2+x+1f(x) = \frac{x+5}{x^2+x+1}xx が限りなく大きくなるとき、0に収束します。式で limxx+5x2+x+1=0\lim_{x \to \infty} \frac{x+5}{x^2+x+1} = 0 と表します。
(2) xx が限りなく大きくなる(または、小さくなる)ことを xx \to \infty (または xx \to -\infty) で表します。xx が限りなく大きくなるとき、関数 f(x)=x2f(x) = x^2 の値も限りなく大きくなるので、式で limxx2=\lim_{x \to \infty} x^2 = \infty と表します。

3. 最終的な答え

(1)
limxaf(x)\lim_{x \to a} f(x)
極限値
limxx+5x2+x+1=0\lim_{x \to \infty} \frac{x+5}{x^2+x+1} = 0
(2)
\infty
-\infty
limxx2=\lim_{x \to \infty} x^2 = \infty

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