与えられた関数 $y = x^4 - 2x^3 + 2$ の凹凸を調べる問題です。$x$ の範囲によって、グラフが上に凸か下に凸かを答えます。

解析学微分2階微分凹凸グラフ
2025/7/7

1. 問題の内容

与えられた関数 y=x42x3+2y = x^4 - 2x^3 + 2 の凹凸を調べる問題です。xx の範囲によって、グラフが上に凸か下に凸かを答えます。

2. 解き方の手順

グラフの凹凸は2階微分によって決定されます。

1. 与えられた関数 $y = x^4 - 2x^3 + 2$ を $x$ で微分します。

dydx=4x36x2\frac{dy}{dx} = 4x^3 - 6x^2

2. さらに $x$ で微分し、2階微分を求めます。

d2ydx2=12x212x=12x(x1)\frac{d^2y}{dx^2} = 12x^2 - 12x = 12x(x-1)

3. $\frac{d^2y}{dx^2} = 0$ となる $x$ の値を求めます。これは凹凸が変わる点(変曲点)の候補です。

12x(x1)=012x(x-1) = 0 より、 x=0,1x = 0, 1

4. $x < 0$, $0 < x < 1$, $1 < x$ の範囲で、$\frac{d^2y}{dx^2}$ の符号を調べます。

* x<0x < 0 のとき、例えば x=1x = -1 を代入すると d2ydx2=12(1)(11)=24>0\frac{d^2y}{dx^2} = 12(-1)(-1-1) = 24 > 0 なので、下に凸。
* 0<x<10 < x < 1 のとき、例えば x=0.5x = 0.5 を代入すると d2ydx2=12(0.5)(0.51)=3<0\frac{d^2y}{dx^2} = 12(0.5)(0.5-1) = -3 < 0 なので、上に凸。
* 1<x1 < x のとき、例えば x=2x = 2 を代入すると d2ydx2=12(2)(21)=24>0\frac{d^2y}{dx^2} = 12(2)(2-1) = 24 > 0 なので、下に凸。

5. したがって、$x < 0$ で下に凸、$0 < x < 1$ で上に凸、$1 < x$ で下に凸となります。

3. 最終的な答え

[1]: 0
[2]: 0
[3]: 上
[4]: 1
[5]: 1
[6]: 上

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