与えられた関数 $y = \tan^{-1}(\frac{3}{4}x)$ の導関数を求める問題です。

解析学微分逆三角関数合成関数
2025/7/7

1. 問題の内容

与えられた関数 y=tan1(34x)y = \tan^{-1}(\frac{3}{4}x) の導関数を求める問題です。

2. 解き方の手順

逆三角関数 tan1(x)\tan^{-1}(x) の微分公式は ddxtan1(x)=11+x2\frac{d}{dx} \tan^{-1}(x) = \frac{1}{1+x^2} です。
今回の問題では tan1\tan^{-1} の引数が 34x\frac{3}{4}x となっているので、合成関数の微分を行う必要があります。
まず、u=34xu = \frac{3}{4}x と置きます。すると、y=tan1(u)y = \tan^{-1}(u) となります。
dydu=11+u2\frac{dy}{du} = \frac{1}{1+u^2} であり、u=34xu = \frac{3}{4}x なので dudx=34\frac{du}{dx} = \frac{3}{4} となります。
合成関数の微分法則(連鎖律)より、dydx=dydududx\frac{dy}{dx} = \frac{dy}{du} \cdot \frac{du}{dx} です。
したがって、
dydx=11+u234=11+(34x)234=11+916x234\frac{dy}{dx} = \frac{1}{1+u^2} \cdot \frac{3}{4} = \frac{1}{1+(\frac{3}{4}x)^2} \cdot \frac{3}{4} = \frac{1}{1+\frac{9}{16}x^2} \cdot \frac{3}{4}
dydx=116+9x21634=1616+9x234=416+9x23=1216+9x2\frac{dy}{dx} = \frac{1}{\frac{16+9x^2}{16}} \cdot \frac{3}{4} = \frac{16}{16+9x^2} \cdot \frac{3}{4} = \frac{4}{16+9x^2} \cdot 3 = \frac{12}{16+9x^2}

3. 最終的な答え

dydx=1216+9x2\frac{dy}{dx} = \frac{12}{16+9x^2}

「解析学」の関連問題

曲線 $y = x^3 + 2$ 上にない点 $(0, 18)$ から引いた接線の方程式と、その接点の座標を求める問題です。

微分接線曲線の接線微分法
2025/7/7

曲線 $y = \sin x$ と $x$ 軸、直線 $x = \frac{\pi}{4}$ で囲まれる部分を $x$ 軸のまわりに1回転してできる立体の体積を求める問題です。

積分体積回転体三角関数
2025/7/7

曲線 $y = 2x^2 - 1$ 上にない点 $(2, 5)$ からこの曲線に引いた接線の方程式と、その接点の座標を求めよ。

微分接線曲線二次関数
2025/7/7

曲線 $y = -x^3 + x^2 + 1$ 上の点 $(1, 1)$ における接線の方程式を求める問題です。

微分接線導関数
2025/7/7

曲線 $y = x^2 - x + 1$ 上の点 $(1, 1)$ における接線の方程式を求める。

接線微分曲線方程式
2025/7/7

与えられた積分 $\int \frac{(\sqrt{x}+1)^3}{\sqrt{x}} dx$ を計算する問題です。積分の中身は、$\frac{(\sqrt{x}+1)^3}{\sqrt{x}} ...

積分積分計算不定積分ルート多項式
2025/7/7

曲線 $y = x^3 - x$ 上の点 $(1, 0)$ における接線の方程式を求めます。

微分接線導関数曲線
2025/7/7

関数 $f(x) = x^2 - 7x + 4$ について、$x = 3$ における微分係数 $f'(3)$ を微分係数の定義に従って求めよ。

微分微分係数関数の微分極限
2025/7/7

関数 $f(x) = x^3 + 3x + 1$ において、$x$ が $-1$ から $2$ まで変化するときの平均変化率を求める。

平均変化率関数多項式
2025/7/7

$x$ が $a$ から $b$ まで変化するとき、関数 $y = 4x - 2$ の平均変化率を求める問題です。

平均変化率一次関数
2025/7/7