4次式 $x^4 - x^2 - 6$ を、(1)有理数、(2)実数、(3)複素数の範囲でそれぞれ因数分解する。

代数学因数分解多項式複素数実数有理数
2025/7/6

1. 問題の内容

4次式 x4x26x^4 - x^2 - 6 を、(1)有理数、(2)実数、(3)複素数の範囲でそれぞれ因数分解する。

2. 解き方の手順

まず、x2=Xx^2 = X とおくと、与式は X2X6X^2 - X - 6 となる。
これを因数分解すると、
X2X6=(X3)(X+2)X^2 - X - 6 = (X - 3)(X + 2)
X=x2X = x^2 を代入すると、
(x23)(x2+2)(x^2 - 3)(x^2 + 2)
(1) 有理数の範囲での因数分解
x23x^2 - 3x2+2x^2 + 2 も有理数の範囲ではこれ以上因数分解できない。
よって、(x23)(x2+2)(x^2 - 3)(x^2 + 2) が答えとなる。
(2) 実数の範囲での因数分解
x23=(x3)(x+3)x^2 - 3 = (x - \sqrt{3})(x + \sqrt{3})
x2+2x^2 + 2 は実数の範囲では因数分解できない。
よって、(x3)(x+3)(x2+2)(x - \sqrt{3})(x + \sqrt{3})(x^2 + 2) が答えとなる。
(3) 複素数の範囲での因数分解
x2+2=(x2i)(x+2i)x^2 + 2 = (x - \sqrt{2}i)(x + \sqrt{2}i)
よって、(x3)(x+3)(x2i)(x+2i)(x - \sqrt{3})(x + \sqrt{3})(x - \sqrt{2}i)(x + \sqrt{2}i) が答えとなる。

3. 最終的な答え

(1) 有理数の範囲:(x23)(x2+2)(x^2 - 3)(x^2 + 2)
(2) 実数の範囲:(x3)(x+3)(x2+2)(x - \sqrt{3})(x + \sqrt{3})(x^2 + 2)
(3) 複素数の範囲:(x3)(x+3)(x2i)(x+2i)(x - \sqrt{3})(x + \sqrt{3})(x - \sqrt{2}i)(x + \sqrt{2}i)

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