$(x^2 + x + 2)^5$ の展開式における $x^4$ の項の係数を求める問題です。

代数学多項定理展開係数
2025/7/6

1. 問題の内容

(x2+x+2)5(x^2 + x + 2)^5 の展開式における x4x^4 の項の係数を求める問題です。

2. 解き方の手順

多項定理を利用します。(x2+x+2)5(x^2+x+2)^5 の展開における一般項は、
5!p!q!r!(x2)pxq2r\frac{5!}{p!q!r!} (x^2)^p x^q 2^r
で表されます。ここで、p,q,rp, q, r は非負整数で、
p+q+r=5p + q + r = 5
2p+q=42p + q = 4
を満たす必要があります。
2p+q=42p + q = 4 を満たす非負整数 p,qp, q の組み合わせは以下の通りです。
* p=0,q=4p = 0, q = 4
* p=1,q=2p = 1, q = 2
* p=2,q=0p = 2, q = 0
それぞれのケースについて、rr を求め、対応する項の係数を計算します。
* p=0,q=4p = 0, q = 4 のとき、r=5(0+4)=1r = 5 - (0 + 4) = 1
この項の係数は、5!0!4!1!(x2)0x421=5!4!1!1x42=52x4=10x4\frac{5!}{0!4!1!} (x^2)^0 x^4 2^1 = \frac{5!}{4!1!} \cdot 1 \cdot x^4 \cdot 2 = 5 \cdot 2 x^4 = 10x^4。係数は10。
* p=1,q=2p = 1, q = 2 のとき、r=5(1+2)=2r = 5 - (1 + 2) = 2
この項の係数は、5!1!2!2!(x2)1x222=5!1!2!2!x2x24=12044x4=304x4=120x4\frac{5!}{1!2!2!} (x^2)^1 x^2 2^2 = \frac{5!}{1!2!2!} \cdot x^2 \cdot x^2 \cdot 4 = \frac{120}{4} \cdot 4 x^4 = 30 \cdot 4 x^4 = 120x^4。係数は120。
* p=2,q=0p = 2, q = 0 のとき、r=5(2+0)=3r = 5 - (2 + 0) = 3
この項の係数は、5!2!0!3!(x2)2x023=5!2!3!x418=120128x4=108x4=80x4\frac{5!}{2!0!3!} (x^2)^2 x^0 2^3 = \frac{5!}{2!3!} \cdot x^4 \cdot 1 \cdot 8 = \frac{120}{12} \cdot 8 x^4 = 10 \cdot 8 x^4 = 80x^4。係数は80。
したがって、x4x^4 の項の係数は、これらの係数の合計となります。
10+120+80=21010 + 120 + 80 = 210

3. 最終的な答え

210

「代数学」の関連問題

複素数 $(1-i)^3$ を計算してください。

複素数計算
2025/7/6

式 $(2x-3)(x-1) + (x-2)^2 - 1$ を因数分解してください。

因数分解展開平方根証明整数の性質奇数
2025/7/6

与えられた数式 $(\sqrt{-3}+\sqrt{2})(\sqrt{-18}-\sqrt{12})$ を計算し、その結果を求めます。ただし、ルートの中が負の数になっているため、複素数の知識が必要に...

複素数式の計算平方根
2025/7/6

与えられた多項式方程式を解く問題です。具体的には以下の4つの方程式を解きます。 (7) $2x^3 - x^2 - 8x + 4 = 0$ (8) $x^4 - x^3 + x^2 - 3x - 6 ...

多項式方程式因数分解解の公式複素数
2025/7/6

$\frac{4x+5}{3}$ に -6 を掛けた式を計算します。つまり、 $\frac{4x+5}{3} \times (-6)$ を計算します。

一次式計算式の展開分数
2025/7/6

問題は全部で6問あります。 問1は連立1次方程式を拡大係数行列の基本変形を用いて解く問題です。 問2は行列を簡約化して階数を求める問題です。 問3は行列式の値を求める問題です。 問4は行列の逆行列を求...

線形代数連立1次方程式行列行列式逆行列線形変換
2025/7/6

画像にある数式 $-4t / (t^2 - 12) = t/2$ を解き、$t$の値を求めます。

方程式分数式因数分解解の検証
2025/7/6

与えられた式 $\frac{4x+5}{3} \times (-6)^2$ を簡略化する問題です。

式の簡略化分数分配法則計算
2025/7/6

放物線 $y = x^2 - 2ax + b$ を $x$ 軸方向に $4$、$y$ 軸方向に $1$ だけ平行移動させた放物線の頂点が $(-1, 1)$ であるとき、$a$ と $b$ の値を求め...

放物線平行移動二次関数頂点平方完成
2025/7/6

$t$ についての方程式 $\frac{-4t}{t^2 - 12} = -\frac{21}{2}$ を解き、$t$ の値を求めます。

二次方程式分数方程式解の公式
2025/7/6