問題は、与えられた3つの等式が成り立つかどうかを判断し、成り立たない場合は右辺を修正して正しい等式にすることです。ただし、虚数単位 $i$ を用いてはなりません。

代数学複素数根号計算
2025/7/6

1. 問題の内容

問題は、与えられた3つの等式が成り立つかどうかを判断し、成り立たない場合は右辺を修正して正しい等式にすることです。ただし、虚数単位 ii を用いてはなりません。

2. 解き方の手順

(1) 35=15\sqrt{-3}\sqrt{-5} = \sqrt{15}
3=3i\sqrt{-3} = \sqrt{3}i , 5=5i\sqrt{-5} = \sqrt{5}i であるため、
35=3i5i=15i2=15\sqrt{-3}\sqrt{-5} = \sqrt{3}i \cdot \sqrt{5}i = \sqrt{15}i^2 = -\sqrt{15}
したがって、35=15\sqrt{-3}\sqrt{-5} = -\sqrt{15} となります。
元の等式は 35=15\sqrt{-3}\sqrt{-5} = \sqrt{15} なので成り立ちません。
(2) 27=14\sqrt{2}\sqrt{-7} = \sqrt{-14}
7=7i\sqrt{-7} = \sqrt{7}i であるため、
27=27i=14i=14\sqrt{2}\sqrt{-7} = \sqrt{2}\sqrt{7}i = \sqrt{14}i = \sqrt{-14}
したがって、27=14\sqrt{2}\sqrt{-7} = \sqrt{-14} となります。
元の等式は 27=14\sqrt{2}\sqrt{-7} = \sqrt{-14} なので成り立ちます。
(3) 13=13\frac{1}{\sqrt{-3}} = \sqrt{\frac{1}{-3}}
13=13i=13iii=i3i2=i3=i3=13i=13\frac{1}{\sqrt{-3}} = \frac{1}{\sqrt{3}i} = \frac{1}{\sqrt{3}i} \cdot \frac{i}{i} = \frac{i}{\sqrt{3}i^2} = \frac{i}{-\sqrt{3}} = -\frac{i}{\sqrt{3}} = -\sqrt{\frac{1}{3}}i = -\sqrt{-\frac{1}{3}}
一方で、13=13=13i\sqrt{\frac{1}{-3}} = \sqrt{-\frac{1}{3}} = \sqrt{\frac{1}{3}}i
したがって、13=13\frac{1}{\sqrt{-3}} = -\sqrt{-\frac{1}{3}} なので、13=13i\frac{1}{\sqrt{-3}} = -\sqrt{\frac{1}{3}}iとなります。
元の等式は 13=13\frac{1}{\sqrt{-3}} = \sqrt{\frac{1}{-3}} なので成り立ちません。13=13\frac{1}{\sqrt{-3}} = - \sqrt{- \frac{1}{3}}が正しい等式です。

3. 最終的な答え

(1) 成り立たない, 35=15\sqrt{-3}\sqrt{-5} = -\sqrt{15}
(2) 成り立つ
(3) 成り立たない, 13=13\frac{1}{\sqrt{-3}} = - \sqrt{- \frac{1}{3}}

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