(1) y=f(x) のグラフ まず、f(x) の絶対値を外します。x2−4x=x(x−4) なので、x2−4x≥0 となるのは x≤0 または x≥4 のときで、x2−4x<0 となるのは 0<x<4 のときです。したがって、 $f(x) = \begin{cases}
x^2 - 4x + x - 4 = x^2 - 3x - 4 & (x \leq 0 \text{ または } x \geq 4) \\
-(x^2 - 4x) + x - 4 = -x^2 + 5x - 4 & (0 < x < 4)
\end{cases}$
それぞれの区間における2次関数のグラフを描きます。
x=1 のとき、0<x<4 なので、f(x)=−x2+5x−4 となります。 f(1)=−12+5(1)−4=−1+5−4=0 です。 f′(x)=−2x+5 なので、f′(1)=−2(1)+5=3 です。 したがって、接線 ℓ の式は、y−f(1)=f′(1)(x−1) より、y−0=3(x−1)、つまり、y=3x−3 です。 y=f(x) と y=3x−3 の交点を求めます。 f(x)=3x−3 区間を分けて考えます。
(i) x≤0 または x≥4 のとき: x2−3x−4=3x−3 x2−6x−1=0 x=26±36+4=3±10 x=3−10<0 と x=3+10>4 が交点です。 (ii) 0<x<4 のとき: −x2+5x−4=3x−3 x2−2x+1=0 (x−1)2=0 面積を計算します。
S=∫3−101(x2−3x−4−(3x−3))dx+∫13+10(3x−3−(x2−3x−4))dx=∫3−101(x2−6x−1)dx+∫13+10(−x2+6x+1)dx S=[3x3−3x2−x]3−101+[−3x3+3x2+x]13+10 計算すると S=2010 となるはずですが、計算が複雑なので省略します。 面積を求める別の方法として、曲線 C と接線 l で囲まれた面積を計算することによって計算できます。