円 $x^2 + y^2 = 4$ と直線 $y = -x + k$ が異なる2点で交わるとき、定数 $k$ の値の範囲を求めます。

幾何学直線交点点と直線の距離不等式
2025/7/6

1. 問題の内容

x2+y2=4x^2 + y^2 = 4 と直線 y=x+ky = -x + k が異なる2点で交わるとき、定数 kk の値の範囲を求めます。

2. 解き方の手順

円と直線が異なる2点で交わる条件は、円の中心と直線との距離が円の半径より小さいことです。
まず、円 x2+y2=4x^2 + y^2 = 4 の中心は原点(0, 0)であり、半径は2です。
次に、点と直線の距離の公式を使って、原点(0, 0)と直線 y=x+ky = -x + k、すなわち x+yk=0x + y - k = 0 との距離 dd を求めます。
点と直線の距離の公式は、d=ax0+by0+ca2+b2d = \frac{|ax_0 + by_0 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}} です。ここで、(x0,y0)(x_0, y_0) は点の座標、ax+by+c=0ax + by + c = 0 は直線の式です。
今回の場合は、a=1,b=1,c=k,x0=0,y0=0a = 1, b = 1, c = -k, x_0 = 0, y_0 = 0 なので、
d=1(0)+1(0)k12+12=k2=k2d = \frac{|1(0) + 1(0) - k|}{\sqrt{1^2 + 1^2}} = \frac{|-k|}{\sqrt{2}} = \frac{|k|}{\sqrt{2}}
円と直線が異なる2点で交わるためには、d<2d < 2 である必要があります。
したがって、
k2<2\frac{|k|}{\sqrt{2}} < 2
k<22|k| < 2\sqrt{2}
22<k<22-2\sqrt{2} < k < 2\sqrt{2}

3. 最終的な答え

22<k<22-2\sqrt{2} < k < 2\sqrt{2}

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