次の2つの関数のグラフを描く問題です。 (1) $y = -2\sqrt{x+2} + 1$ (2) $y = \sqrt{2x+4} - 2$
2025/7/9
1. 問題の内容
次の2つの関数のグラフを描く問題です。
(1)
(2)
2. 解き方の手順
(1) のグラフを描く手順:
1. 基本となる関数 $y = \sqrt{x}$ のグラフを考えます。
2. $x$ を $x+2$ に置き換えることで、$y = \sqrt{x+2}$ のグラフを得ます。これは、$y = \sqrt{x}$ のグラフを$x$軸方向に $-2$ 平行移動したものです。
3. $y = \sqrt{x+2}$ を $-2$ 倍することで、$y = -2\sqrt{x+2}$ のグラフを得ます。これは、$y = \sqrt{x+2}$ のグラフを$x$軸に関して対称に反転させ、$y$軸方向に $2$ 倍に拡大したものです。
4. $y = -2\sqrt{x+2}$ に $1$ を加えることで、$y = -2\sqrt{x+2} + 1$ のグラフを得ます。これは、$y = -2\sqrt{x+2}$ のグラフを$y$軸方向に $1$ 平行移動したものです。
定義域は 、つまり です。
(2) のグラフを描く手順:
1. 基本となる関数 $y = \sqrt{x}$ のグラフを考えます。
2. $x$ を $2x+4$ に置き換えることで、$y = \sqrt{2x+4}$ のグラフを得ます。 $2x+4=2(x+2)$なので、$y=\sqrt{2(x+2)}$となります。これは$y=\sqrt{2x}$を$x$軸方向に$-2$平行移動したものです。 または、 $y=\sqrt{x+2}$を$x$軸方向に$\frac{1}{2}$に縮小したものです。
3. $y = \sqrt{2x+4}$ から $2$ を引くことで、$y = \sqrt{2x+4} - 2$ のグラフを得ます。これは、$y = \sqrt{2x+4}$ のグラフを$y$軸方向に $-2$ 平行移動したものです。
定義域は 、つまり です。
3. 最終的な答え
(1) 関数 のグラフは、 のグラフを、軸方向に 平行移動し、軸に関して対称に反転させ、軸方向に 倍に拡大し、軸方向に 平行移動したものです。定義域は です。
(2) 関数 のグラフは、 のグラフを、 すなわち、 となるように定義域を定め、軸方向に 平行移動したものです。定義域は です。より詳しく説明すると、のグラフをx軸方向に-2平行移動し、y軸方向に-2平行移動したものです。