点Aの座標が(0, 6)、点Bの座標が(11, 4)であるとき、x軸上の点Cを$\angle ACB$が直角となるように定める。このとき、点Cのx座標を求めよ。ただし、線分BCは線分ACより長いものとする。

幾何学座標平面直角三角形傾き二次方程式
2025/7/11

1. 問題の内容

点Aの座標が(0, 6)、点Bの座標が(11, 4)であるとき、x軸上の点CをACB\angle ACBが直角となるように定める。このとき、点Cのx座標を求めよ。ただし、線分BCは線分ACより長いものとする。

2. 解き方の手順

点Cの座標を(x,0)(x, 0)とする。
ACB\angle ACBが直角であることから、ACBCAC \perp BCである。よって、直線ACと直線BCの傾きの積は-1となる。
点A(0, 6)と点C(x, 0)を結ぶ直線の傾きは、
06x0=6x\frac{0 - 6}{x - 0} = -\frac{6}{x}
点B(11, 4)と点C(x, 0)を結ぶ直線の傾きは、
04x11=4x11\frac{0 - 4}{x - 11} = -\frac{4}{x - 11}
したがって、
(6x)(4x11)=1(-\frac{6}{x})(-\frac{4}{x - 11}) = -1
24x(x11)=1\frac{24}{x(x - 11)} = -1
24=x(x11)24 = -x(x - 11)
24=x2+11x24 = -x^2 + 11x
x211x+24=0x^2 - 11x + 24 = 0
(x3)(x8)=0(x - 3)(x - 8) = 0
x=3,8x = 3, 8
線分BCは線分ACより長いという条件から、
BC2>AC2BC^2 > AC^2
(x11)2+(04)2>(x0)2+(06)2(x - 11)^2 + (0 - 4)^2 > (x - 0)^2 + (0 - 6)^2
(x11)2+16>x2+36(x - 11)^2 + 16 > x^2 + 36
x222x+121+16>x2+36x^2 - 22x + 121 + 16 > x^2 + 36
22x+137>36-22x + 137 > 36
22x>101-22x > -101
x<101224.59x < \frac{101}{22} \approx 4.59
x=3x = 3またはx=8x = 8であり、x<10122x < \frac{101}{22}を満たすのはx=3x = 3である。

3. 最終的な答え

3

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