座標平面上の2つの直線 $y = \frac{1}{2}x$ と $y = -\frac{1}{3}x$ のなす角の大きさを求めます。

幾何学直線のなす角三角関数傾き
2025/7/12

1. 問題の内容

座標平面上の2つの直線 y=12xy = \frac{1}{2}xy=13xy = -\frac{1}{3}x のなす角の大きさを求めます。

2. 解き方の手順

直線の傾きと正のx軸となす角の関係を利用します。直線 y=mxy = mx が正のx軸となす角を θ\theta とすると、m=tanθm = \tan \theta が成り立ちます。
1つ目の直線 y=12xy = \frac{1}{2}x について、傾き m1=12m_1 = \frac{1}{2} ですから、この直線がx軸となす角 θ1\theta_1tanθ1=12\tan \theta_1 = \frac{1}{2} を満たします。
2つ目の直線 y=13xy = -\frac{1}{3}x について、傾き m2=13m_2 = -\frac{1}{3} ですから、この直線がx軸となす角 θ2\theta_2tanθ2=13\tan \theta_2 = -\frac{1}{3} を満たします。
2直線のなす角 α\alphaθ1θ2|\theta_1 - \theta_2| で表されます。 tanα=tanθ1θ2\tan \alpha = \tan |\theta_1 - \theta_2| を計算します。
tan(θ1θ2)=tanθ1tanθ21+tanθ1tanθ2\tan (\theta_1 - \theta_2) = \frac{\tan \theta_1 - \tan \theta_2}{1 + \tan \theta_1 \tan \theta_2} を用います。
tanα=12(13)1+(12)(13)=12+13116=5656=1=1\tan \alpha = \left| \frac{\frac{1}{2} - (-\frac{1}{3})}{1 + (\frac{1}{2})(-\frac{1}{3})} \right| = \left| \frac{\frac{1}{2} + \frac{1}{3}}{1 - \frac{1}{6}} \right| = \left| \frac{\frac{5}{6}}{\frac{5}{6}} \right| = |1| = 1
tanα=1\tan \alpha = 1 となる角 α\alpha を求めます。
0<α<π0 < \alpha < \piの範囲でα\alphaを考えると、α=π4\alpha = \frac{\pi}{4}またはα=45\alpha=45^\circとなります。
y=12xy = \frac{1}{2}xy=13xy = -\frac{1}{3}xのなす角は,θ\thetaπθ\pi - \theta で表されるので, 小さい方の角の大きさを答える。
θ=45\theta = 45^{\circ}とすると,πθ=135\pi - \theta = 135^{\circ}となるので,小さい方の角の大きさは4545^{\circ}となります。

3. 最終的な答え

4545^{\circ}

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