正方形ABCDがあり、原点を通る直線 $y=mx$ が辺BC, ADとそれぞれ点P, Qで交わっている。四角形ABPQの面積を$a$, 四角形PCDQの面積を$b$とする。 (1) $a=b$のとき、$m$の値を求める。 (2) $m=\frac{3}{2}$のとき、$a:b$を最も簡単な整数比で表す。 (3) $a:b=2:1$のとき、$m$の値を求める。

幾何学図形正方形面積座標直線
2025/7/12

1. 問題の内容

正方形ABCDがあり、原点を通る直線 y=mxy=mx が辺BC, ADとそれぞれ点P, Qで交わっている。四角形ABPQの面積をaa, 四角形PCDQの面積をbbとする。
(1) a=ba=bのとき、mmの値を求める。
(2) m=32m=\frac{3}{2}のとき、a:ba:bを最も簡単な整数比で表す。
(3) a:b=2:1a:b=2:1のとき、mmの値を求める。

2. 解き方の手順

(1) a=ba=bのとき
正方形ABCDの面積は、四角形ABPQの面積aaと四角形PCDQの面積bbの和なので、a=ba=bより、a=b=12×a = b = \frac{1}{2} \times 正方形ABCDの面積となる。
正方形ABCDの1辺の長さは62=46-2=4なので、面積は42=164^2=16である。したがって、a=b=8a=b=8となる。
点Pは直線y=mxy=mx上にあるので、点Pのyy座標はy=mxy=mxを満たす。
点Pのxx座標は3であり、BPの長さはyy座標となる。また、AQの長さも点Qのyy座標である。
四角形ABPQの面積は、(AP+BQ)×AB/2(AP + BQ) \times AB / 2で求められる。AB=4AB=4であるから、(AP+BQ)×4/2=8(AP+BQ) \times 4 / 2 = 8となる。よって、AP+BQ=4AP+BQ=4である。
点Pの座標は(3, 3m3m)、点Qの座標は(6, 6m6m)であるから、3m+6m=43m+6m=4となり、9m=49m=4。よって、m=49m=\frac{4}{9}
(2) m=32m=\frac{3}{2}のとき
点Pの座標は(3, 3m3m)=(3, 92\frac{9}{2})、点Qの座標は(6, 6m6m)=(6, 9)である。
しかし、正方形の辺の長さは4なので、yy座標が4を超えることはない。
よって、点Pのyy座標は92\frac{9}{2}ではなく、BPの長さは4を超えることはない。つまり、直線y=mxy=mxがADやBCを通過しない。
問題文の設定に誤りがあると考えられる。
(3) a:b=2:1a:b=2:1のとき
正方形ABCDの面積はa+ba+bなので、a+b=16a+b=16である。a:b=2:1a:b=2:1より、a=23×16=323a=\frac{2}{3} \times 16 = \frac{32}{3}, b=13×16=163b = \frac{1}{3} \times 16 = \frac{16}{3}となる。
四角形ABPQの面積は、(AP+BQ)×AB/2(AP + BQ) \times AB / 2で求められる。AB=4AB=4であるから、(AP+BQ)×4/2=323(AP+BQ) \times 4 / 2 = \frac{32}{3}となる。よって、AP+BQ=163AP+BQ=\frac{16}{3}である。
点Pの座標は(3, 3m3m)、点Qの座標は(6, 6m6m)であるから、3m+6m=1633m+6m=\frac{16}{3}となり、9m=1639m=\frac{16}{3}。よって、m=1627m=\frac{16}{27}

3. 最終的な答え

(1) m=49m = \frac{4}{9}
(2) 問題文の設定に誤りがあると考えられる。
(3) m=1627m = \frac{16}{27}

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