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1. 問題の内容
1. 高さ100mの展望台から、南の方向にある家Pを見下ろすと角度が30°であった。南の方向から120°西へ向きを変えた方向にある家Qを見下ろすと角度が60°であった。P, Qが同じ高さにあるとして、2つの家の間の距離を求める。
2. ∠CBD = 60°, ∠DAB = 30°, ∠DBA = 15°, AB = 50mであるとき、塔の高さCDを求める。
3. ∠CAD = 30°, ∠DAB = 15°, ∠ADB = 135°, AB = 100mであるとき、ビルの高さCDを求める。
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2. 解き方の手順
### 問題1
1. 展望台の真下の点をOとする。家P, Qは同じ高さにあるので、OPとOQは水平な距離である。
2. 直角三角形OAPにおいて、$\tan{30^\circ} = \frac{OA}{OP}$ より、$OP = \frac{OA}{\tan{30^\circ}} = \frac{100}{\frac{1}{\sqrt{3}}} = 100\sqrt{3}$.
3. 直角三角形OAQにおいて、$\tan{60^\circ} = \frac{OA}{OQ}$ より、$OQ = \frac{OA}{\tan{60^\circ}} = \frac{100}{\sqrt{3}} = \frac{100\sqrt{3}}{3}$.
4. 三角形OPQにおいて、∠POQ = 120°なので、余弦定理を用いると、
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### 問題2
1. 三角形ABDにおいて、∠ADB = 180° - ∠DAB - ∠DBA = 180° - 30° - 15° = 135°.
2. 三角形ABDにおいて、正弦定理より$\frac{AB}{\sin{\angle ADB}} = \frac{AD}{\sin{\angle DBA}}$.
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ここで、.
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3. 直角三角形ADCにおいて、$\tan{30^\circ} = \frac{CD}{AD}$.
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### 問題3
1. 三角形ADBにおいて、∠ABD = 180° - ∠DAB - ∠ADB = 180° - 15° - 135° = 30°.
2. 三角形ADBにおいて、正弦定理より$\frac{AB}{\sin{\angle ADB}} = \frac{AD}{\sin{\angle ABD}}$.
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3. 直角三角形ADCにおいて、$\tan{30^\circ} = \frac{CD}{AD}$.
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