(1) 円と直線が共有点を持つ条件は、円の中心と直線の距離が円の半径以下であることです。
円 x2+y2=20 の中心は原点 (0,0) であり、半径は 20=25 です。 直線 y=2x+k は、2x−y+k=0 と書き換えられます。 点 (0,0) と直線 2x−y+k=0 の距離 d は、 d=22+(−1)2∣2(0)−(0)+k∣=5∣k∣ 共有点を持つ条件は、d≤25 であるから、 5∣k∣≤25 −10≤k≤10 (2) 円と直線が接する条件は、円の中心と直線の距離が円の半径と等しいことです。
上記の計算から、円の中心 (0,0) と直線 2x−y+k=0 の距離 d は 5∣k∣ です。 接する条件は、d=25 であるから、 5∣k∣=25 k=10 のとき、直線は y=2x+10 です。 円の方程式に代入すると、x2+(2x+10)2=20 より、 x2+4x2+40x+100=20 5x2+40x+80=0 x2+8x+16=0 (x+4)2=0 y=2(−4)+10=2 接点は (−4,2) です。 k=−10 のとき、直線は y=2x−10 です。 円の方程式に代入すると、x2+(2x−10)2=20 より、 x2+4x2−40x+100=20 5x2−40x+80=0 x2−8x+16=0 (x−4)2=0 y=2(4)−10=−2 接点は (4,−2) です。