2つの円 $C_1: x^2 + y^2 = 25$ と $C_2: (x-4)^2 + (y-3)^2 = 2$ がある。 (1) $C_1$ と $C_2$ の2つの交点を通る直線の方程式を求める。 (2) $C_1$ と $C_2$ の2つの交点を通り、点(3, -1)を通る円の方程式を求める。 (3) 点A(5, 1) から円 $x^2 + y^2 = 13$ に2本の接線を引き、接点をP, Qとする。直線PQの方程式を求めよ。また、線分PQの長さを求めよ。

幾何学接線方程式交点距離
2025/7/9

1. 問題の内容

2つの円 C1:x2+y2=25C_1: x^2 + y^2 = 25C2:(x4)2+(y3)2=2C_2: (x-4)^2 + (y-3)^2 = 2 がある。
(1) C1C_1C2C_2 の2つの交点を通る直線の方程式を求める。
(2) C1C_1C2C_2 の2つの交点を通り、点(3, -1)を通る円の方程式を求める。
(3) 点A(5, 1) から円 x2+y2=13x^2 + y^2 = 13 に2本の接線を引き、接点をP, Qとする。直線PQの方程式を求めよ。また、線分PQの長さを求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 2つの円の交点を通る直線の方程式は、C1C2=0C_1 - C_2 = 0 で求められる。
x2+y225((x4)2+(y3)22)=0x^2 + y^2 - 25 - ((x-4)^2 + (y-3)^2 - 2) = 0
x2+y225(x28x+16+y26y+92)=0x^2 + y^2 - 25 - (x^2 - 8x + 16 + y^2 - 6y + 9 - 2) = 0
x2+y225x2+8x16y2+6y9+2=0x^2 + y^2 - 25 - x^2 + 8x - 16 - y^2 + 6y - 9 + 2 = 0
8x+6y48=08x + 6y - 48 = 0
6y=8x+486y = -8x + 48
y=43x+8y = -\frac{4}{3}x + 8
(2) 2つの円の交点を通る円の方程式は、C1+kC2=0C_1 + kC_2 = 0 で求められる。(ただし、k1k \neq -1
x2+y225+k((x4)2+(y3)22)=0x^2 + y^2 - 25 + k((x-4)^2 + (y-3)^2 - 2) = 0
これが点(3, -1)を通るので、
32+(1)225+k((34)2+(13)22)=03^2 + (-1)^2 - 25 + k((3-4)^2 + (-1-3)^2 - 2) = 0
9+125+k(1+162)=09 + 1 - 25 + k(1 + 16 - 2) = 0
15+15k=0-15 + 15k = 0
15k=1515k = 15
k=1k = 1
したがって、円の方程式は
x2+y225+(x4)2+(y3)22=0x^2 + y^2 - 25 + (x-4)^2 + (y-3)^2 - 2 = 0
x2+y225+x28x+16+y26y+92=0x^2 + y^2 - 25 + x^2 - 8x + 16 + y^2 - 6y + 9 - 2 = 0
2x2+2y28x6y2=02x^2 + 2y^2 - 8x - 6y - 2 = 0
x2+y24x3y1=0x^2 + y^2 - 4x - 3y - 1 = 0
(x2)24+(y32)2941=0(x-2)^2 - 4 + (y - \frac{3}{2})^2 - \frac{9}{4} - 1 = 0
(x2)2+(y32)2=4+94+1=16+9+44=294(x-2)^2 + (y-\frac{3}{2})^2 = 4 + \frac{9}{4} + 1 = \frac{16+9+4}{4} = \frac{29}{4}
(3) 円 x2+y2=13x^2 + y^2 = 13 上の点P(x1,y1)(x_1, y_1)における接線の方程式は x1x+y1y=13x_1x + y_1y = 13 である。
点A(5, 1)から引いた接線なので、5x1+y1=135x_1 + y_1 = 13 が成り立つ。
したがって、y1=135x1y_1 = 13 - 5x_1
点P(x1,y1)(x_1, y_1)は円上の点なので、x12+y12=13x_1^2 + y_1^2 = 13 が成り立つ。
x12+(135x1)2=13x_1^2 + (13-5x_1)^2 = 13
x12+169130x1+25x12=13x_1^2 + 169 - 130x_1 + 25x_1^2 = 13
26x12130x1+156=026x_1^2 - 130x_1 + 156 = 0
x125x1+6=0x_1^2 - 5x_1 + 6 = 0
(x12)(x13)=0(x_1 - 2)(x_1 - 3) = 0
x1=2,3x_1 = 2, 3
x1=2x_1 = 2 のとき y1=135(2)=3y_1 = 13 - 5(2) = 3
x1=3x_1 = 3 のとき y1=135(3)=2y_1 = 13 - 5(3) = -2
2つの接点は P(2, 3), Q(3, -2)
直線PQの方程式は
y3x2=2332=5\frac{y - 3}{x - 2} = \frac{-2 - 3}{3 - 2} = -5
y3=5(x2)y - 3 = -5(x - 2)
y3=5x+10y - 3 = -5x + 10
5x+y13=05x + y - 13 = 0
線分PQの長さは (32)2+(23)2=1+25=26\sqrt{(3-2)^2 + (-2-3)^2} = \sqrt{1 + 25} = \sqrt{26}

3. 最終的な答え

(1) y=43x+8y = -\frac{4}{3}x + 8
(2) (x2)2+(y32)2=294(x-2)^2 + (y-\frac{3}{2})^2 = \frac{29}{4}
(3) 直線PQの方程式: 5x+y13=05x + y - 13 = 0、線分PQの長さ: 26\sqrt{26}

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