6両編成の普通列車が長さ1502mのトンネルを通過するのに86秒かかり、時速93.6kmで走る8両編成の急行列車と7秒ですれ違いました。車両1両の長さを$x$ m、普通列車の速さを秒速$y$ mとしたとき、普通列車が長さ450mの鉄橋を渡り終えるのに何秒かかるか求める問題です。

代数学連立方程式速度距離時間文章問題
2025/7/6

1. 問題の内容

6両編成の普通列車が長さ1502mのトンネルを通過するのに86秒かかり、時速93.6kmで走る8両編成の急行列車と7秒ですれ違いました。車両1両の長さをxx m、普通列車の速さを秒速yy mとしたとき、普通列車が長さ450mの鉄橋を渡り終えるのに何秒かかるか求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、与えられた情報から式を立てていきます。
* 車両1両の長さをxx mとすると、6両編成の普通列車の長さは6x6x m、8両編成の急行列車の長さは8x8x mです。
* 急行列車の速度は時速93.6kmなので、秒速に変換します。
93.6 km/h=93600 m/h=936003600 m/s=26 m/s93.6 \text{ km/h} = 93600 \text{ m/h} = \frac{93600}{3600} \text{ m/s} = 26 \text{ m/s}
したがって、急行列車の速さは秒速26 mです。
* トンネルの通過条件から、普通列車がトンネルに入り始めてから出終わるまでに進む距離は、トンネルの長さと列車の長さを足したものです。
1502+6x=86y1502 + 6x = 86y ... ①
* すれ違いの条件から、7秒間に2つの列車が進んだ距離の合計は、2つの列車の長さの合計に等しくなります。
7(y+26)=6x+8x7(y + 26) = 6x + 8x
7y+182=14x7y + 182 = 14x ... ②
* ①と②の連立方程式を解きます。
①を変形して、6x=86y15026x = 86y - 1502
②を変形して、14x=7y+18214x = 7y + 182
xxを消去するために、①×7 - ②×3を計算します。
7(1502+6x)3(14x)=7(86y)3(7y+182)7(1502+6x) - 3(14x) = 7(86y) - 3(7y + 182)
10514+42x42x=602y21y54610514+42x - 42x = 602y - 21y - 546
10514=581y54610514 = 581y - 546
581y=11060581y = 11060
y=11060581=19.03614...y = \frac{11060}{581} = 19.03614...
y19y \approx 19
②にy=19y=19を代入します。
14x=7(19)+182=133+182=31514x = 7(19) + 182 = 133 + 182 = 315
x=31514=22.5x = \frac{315}{14} = 22.5
* 普通列車が450mの鉄橋を渡り終えるまでに進む距離は、鉄橋の長さと列車の長さを足したものです。
450+6x=450+6(22.5)=450+135=585 m450 + 6x = 450 + 6(22.5) = 450 + 135 = 585 \text{ m}
かかる時間は、距離速さ=5851930.79 秒\frac{\text{距離}}{\text{速さ}} = \frac{585}{19} \approx 30.79 \text{ 秒}

3. 最終的な答え

6両の普通列車の長さは 6x=6×22.5=1356x = 6 \times 22.5 = 135 m
急行列車の長さは 8x=8×22.5=1808x = 8 \times 22.5 = 180 m
急行列車の速さは秒速 26 m
トンネルの通過条件から 1502+6x=86y1502 + 6x = 86y
2つの列車のすれ違いの条件から 7(y+26)=14x7(y+26)=14x
x=22.5x = 22.5, y=19y = 19
この普通列車が450mの鉄橋を渡り始めてから渡り終えるまで約31秒かかる。
選択肢の中に近いものを選ぶと30秒である。
最終的な答え:30 秒

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