二次関数 $f(x) = x^2 - 4x + 7$ が与えられています。$f(x)$ のグラフをx軸方向に1、y軸方向に-5だけ平行移動したグラフを表す二次関数を $g(x)$ とします。 (1) $y = f(x)$ のグラフの頂点の座標を求めます。 (2) $y = g(x)$ のグラフの頂点の座標を求め、さらに $0 \le x \le 4$ における $g(x)$ の最大値と最小値を求めます。

代数学二次関数グラフ平行移動頂点最大値最小値平方完成
2025/7/6

1. 問題の内容

二次関数 f(x)=x24x+7f(x) = x^2 - 4x + 7 が与えられています。f(x)f(x) のグラフをx軸方向に1、y軸方向に-5だけ平行移動したグラフを表す二次関数を g(x)g(x) とします。
(1) y=f(x)y = f(x) のグラフの頂点の座標を求めます。
(2) y=g(x)y = g(x) のグラフの頂点の座標を求め、さらに 0x40 \le x \le 4 における g(x)g(x) の最大値と最小値を求めます。

2. 解き方の手順

(1) f(x)=x24x+7f(x) = x^2 - 4x + 7 の頂点の座標を求める。
平方完成を行います。
f(x)=x24x+4+3=(x2)2+3f(x) = x^2 - 4x + 4 + 3 = (x - 2)^2 + 3
よって、y=f(x)y = f(x) の頂点の座標は (2,3)(2, 3) です。
(2) y=g(x)y = g(x) の頂点の座標を求める。
f(x)f(x) のグラフをx軸方向に1、y軸方向に-5だけ平行移動したグラフが g(x)g(x) なので、g(x)g(x) の頂点は f(x)f(x) の頂点を同じように平行移動させた点になります。
f(x)f(x) の頂点は (2,3)(2, 3) なので、g(x)g(x) の頂点は (2+1,35)=(3,2)(2+1, 3-5) = (3, -2) となります。
したがって、g(x)=(x3)22=x26x+92=x26x+7g(x) = (x - 3)^2 - 2 = x^2 - 6x + 9 - 2 = x^2 - 6x + 7 となります。
0x40 \le x \le 4 における g(x)g(x) の最大値と最小値を求める。
g(x)g(x) のグラフは下に凸の放物線であり、頂点は (3,2)(3, -2) です。
定義域は 0x40 \le x \le 4 です。
頂点 x=3x=3 は定義域に含まれているので、最小値は g(3)=2g(3) = -2 となります。
最大値は、定義域の端点である x=0x=0 または x=4x=4 でとります。
g(0)=026(0)+7=7g(0) = 0^2 - 6(0) + 7 = 7
g(4)=426(4)+7=1624+7=1g(4) = 4^2 - 6(4) + 7 = 16 - 24 + 7 = -1
g(0)=7g(0) = 7 であり、g(4)=1g(4) = -1 なので、最大値は7となります。

3. 最終的な答え

(1) f(x)f(x) のグラフの頂点の座標: (2,3)(2, 3)
(2) g(x)g(x) のグラフの頂点の座標: (3,2)(3, -2)
0x40 \le x \le 4 における g(x)g(x) の最大値: 77
0x40 \le x \le 4 における g(x)g(x) の最小値: 2-2

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