与えられた2つの行列AとBについて、それぞれの固有値と固有ベクトルを求める問題です。 $A = \begin{pmatrix} -1 & 2 & -3 \\ 2 & 2 & -6 \\ 2 & 2 & -6 \end{pmatrix}$ $B = \begin{pmatrix} 1 & 3 & -1 \\ 0 & 1 & 3 \\ 0 & -1 & 5 \end{pmatrix}$
2025/7/7
1. 問題の内容
与えられた2つの行列AとBについて、それぞれの固有値と固有ベクトルを求める問題です。
2. 解き方の手順
**(1) 行列Aの固有値と固有ベクトル**
* **固有値の計算:**
固有方程式 を解いて固有値 を求めます。
したがって、固有値は です。
* **固有ベクトルの計算:**
* のとき:
を解きます。
第二式から第一式の2倍を引くと、 より 。
よって、 から 。
固有ベクトルは の定数倍。
* のとき:
を解きます。
第一式と第二式は同じ。第三式から第一式の2倍を引くと、, よって 。
から 。
固有ベクトルは の定数倍。
* のとき:
を解きます。
第二式から第一式を引くと、 より 。
から 、よって 。
固有ベクトルは の定数倍。例えば .
**(2) 行列Bの固有値と固有ベクトル**
* **固有値の計算:**
固有方程式 を解いて固有値 を求めます。
したがって、固有値は です。
* **固有ベクトルの計算:**
* のとき:
を解きます。
より 。 は任意。
固有ベクトルは の定数倍。
* のとき:
を解きます。
を第一式に代入すると、 より 。
固有ベクトルは の定数倍。
* のとき:
を解きます。
を第一式に代入すると、 より , よって 。
固有ベクトルは の定数倍。例えば .
3. 最終的な答え
行列A:
固有値:
固有ベクトル:
行列B:
固有値:
固有ベクトル: