以下の4つの極限を求める問題です。 (1) $\lim_{x \to -\infty} 2^x$ (2) $\lim_{x \to \infty} (\frac{1}{3})^x$ (3) $\lim_{x \to \infty} \log_2 x$ (4) $\lim_{x \to +0} \log_{0.5} x$

解析学極限指数関数対数関数発散
2025/7/7

1. 問題の内容

以下の4つの極限を求める問題です。
(1) limx2x\lim_{x \to -\infty} 2^x
(2) limx(13)x\lim_{x \to \infty} (\frac{1}{3})^x
(3) limxlog2x\lim_{x \to \infty} \log_2 x
(4) limx+0log0.5x\lim_{x \to +0} \log_{0.5} x

2. 解き方の手順

(1) xx \to -\infty のとき、2x2^x は0に近づきます。
(2) xx \to \infty のとき、13<1\frac{1}{3} < 1 なので、(13)x(\frac{1}{3})^x は0に近づきます。
(3) xx \to \infty のとき、log2x\log_2 x は正の無限大に発散します。
(4) x+0x \to +0 のとき、底が0.5である対数は、負の無限大に発散します。
y=log0.5xy = \log_{0.5} x とすると、0.5y=x0.5^y = x です。x+0x \to +0 のとき、yy \to \infty となる必要があります。
0.5y00.5^y \to 0 となるには、yy \to \infty となればいいので、yy \to \infty となります。しかし、y=log0.5xy = \log_{0.5}x が負の無限大に発散する関数なので、x+0x\rightarrow +0のとき、log0.5x\log_{0.5}x\inftyに発散します。

3. 最終的な答え

(1) limx2x=0\lim_{x \to -\infty} 2^x = 0
(2) limx(13)x=0\lim_{x \to \infty} (\frac{1}{3})^x = 0
(3) limxlog2x=\lim_{x \to \infty} \log_2 x = \infty
(4) limx+0log0.5x=\lim_{x \to +0} \log_{0.5} x = \infty

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